...泊っていったって何ともないじゃないの」「ああ...
海野十三 「三人の双生児」
...「気分は何ともない」「それでは...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...嬉(うれ)しいことも何ともないと云って...
谷崎潤一郎 「細雪」
...偉くも何ともないようなヨーロッパのあれこれの学究の片言双語などをもって自分の論拠の助けとしているのである...
戸坂潤 「読書法」
...でも今はもう何ともない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どうかしやせんか」「別にどこも何ともないさ」「でも蒼(あお)いぜ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いまは何ともないなア...
林芙美子 「お父さん」
...それに比べれば何ともない...
平出修 「夜烏」
...私はその御紋服の羽織を着ても着なくても何ともない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...おもしろくも何ともない...
二葉亭四迷 「浮雲」
...足の骨が腐つて外面何ともないやうでありながら内部に洞穴が出来てゐるのもゐる...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...そうして私は何ともないような風をしていた...
堀辰雄 「楡の家」
...ほんとうにもう気分は何ともないんだから...
牧野信一 「F村での春」
...面白くも何ともない話だが...
南方熊楠 「十二支考」
...何ともないようになった時分に...
夢野久作 「鉄鎚」
...張三が頭を打たれても李四は痛くも何ともないというのが普通の道理だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この頃は淋しくも何ともない...
吉川英治 「黒田如水」
...何ともないか」「なんの...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??