...「小太郎、長持を運べ――いや、待て――佐田氏、人間には足があって、すぐにも、御門前へ出られるが、この長持、諸道具と申す輩(やから)には、不憫(ふびん)ながら、足が無うて」「道具類は、小者が持ち出そう」佐田は、仙波が、すぐ承知したのに、軽い失望と、大きい安心とをしながら「諸道具類を残らず、門前へ運び出せ」仙波父子は、暗い廊下を、人々の中を、玄関へ出た...
直木三十五 「南国太平記」
...出雲佐田社(さだのやしろ)へ十月初卯日ごとに竜宮から竜子を献(たてまつ)るというも...
南方熊楠 「十二支考」
...「幼き合唱」において作者は漁師の息子である小学校教師佐田のブルジョア教育に対する反抗を書いている...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...(佐田黙って縁側の端の方に腰をかける)浦上 では...
三好十郎 「好日」
...……君の名前は伝次郎と言うのか?佐田 ええ...
三好十郎 「好日」
...佐田伝次郎か...
三好十郎 「好日」
...佐田 すげえんですか?三好 ……うーむ...
三好十郎 「好日」
...あんな大げさな事言ったんだね?佐田 でも...
三好十郎 「好日」
...それが言えると思うかね?佐田 言って下さい...
三好十郎 「好日」
...佐田 (フッと顔を上げて...
三好十郎 「好日」
...佐田 そいつが、しかし、人から人民戦線だとののしられていりゃ、世話あ無いですね...
三好十郎 「好日」
...三好 ……やるのかね?佐田 ……(下を向いてションボリしている)三好 困ったなあ...
三好十郎 「好日」
...三好と佐田はぼんやりして相対している)(そこへ下手庭口からツカツカ入って来る和服に袴で黒い手カバンを下げた男...
三好十郎 「好日」
...佐田 嘘を、僕は言ってるんじゃ無いんだ...
三好十郎 「好日」
...佐田 しかし、僕の生活なぞ飾り立てでもしなければ、あまりにみじめですからねえ...
三好十郎 「好日」
...佐田 ……そうですか...
三好十郎 「好日」
...佐田 (それを受取って...
三好十郎 「好日」
...若党の佐田承平と...
吉川英治 「柳生月影抄」
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