...二 奈良市佐保...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...車駕(くるま)はする佐保姫のはかなき別れに恨み長う血に鳴く鳥の身ならで...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...もと三高の校長を勤めた酒井佐保(すけやす)といふ古い教育者があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...佐保山の神を春の神とし...
高木敏雄 「比較神話学」
...若し龍田姫を以て、秋風の神格化なりとせば、佐保山姫は、春風の神格化なる可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...佐保山姫と赫夜姫(カグヤヒメ)とは...
高木敏雄 「比較神話学」
...謡曲『佐保山』は、支那神仙説の分子を含むこと多く、佐保山姫を以て、羽女天女の説話に見ゆる、天津少女と同一にして、月夜の歌舞音楽の事を記すも、此等の外来的分子を除去すれば、其他は純粋の国民神話にして、日の子佐保山姫の性質、甚だ明かに其中に現われたり...
高木敏雄 「比較神話学」
...すると奥さんはたいへん丁寧(ていねい)にお嬢さんに向い、「佐保子や、お前坂本さんにダンスをお願いしなさい」と言われたので、ぼくは一遍(いっぺん)に冷汗三斗(れいかんさんと)の思いがしました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...夕より雨のいたくふりいでたればさきはひのよしとふ宵の春雨はあすさへ降れどよしといふ雨春雨に梅が散りしく朝庭に別れむものかこの夜過ぎなば宵すぐるほどに雨やみてまどかなる月いづあすはよき日と思はれければしば/\も裝ひ衣ぬぎかへむあすの夜寒くありこすなゆめなほ思ひつゞけゝる柞葉の母が目かれてあすさらばゆかむ少女をまもれ佐保神夜をこめてあけの衣は裁ちぬひし少女が去なば淋しけむかも四月十七日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...「佐保姫」に出てゐるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...もう昔の佐保山(さほやま)である...
堀辰雄 「黒髮山」
...僕はさもいい気もちそうに佐保路(さおじ)に向い出した...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...佐保山のほとりは...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...しかし今日の万葉学者はその山は奈良の北方に在る佐保山の一部だといっているが...
牧野富太郎 「植物記」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...慶安元年板『千句独吟之俳諧』に「佐保姫ごぜや前すゑて立つ」...
南方熊楠 「十二支考」
...お前は里に居た為(た)めに親になじまぬ佐保(さほ)ちやんか...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...佐保川の河床が高まって...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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