...病を力(つと)めて円月堂と近鄰(きんりん)に住する諸君を見舞ふ...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...教正の住する寺をカテドラルという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その近傍に住する物ずきものの仕業であった...
井上円了 「おばけの正体」
...われは当市外に住する古狐(ふるぎつね)である」と答えた...
井上円了 「おばけの正体」
...この鬱憤並びに主君と同住するといふことが渠等の北海道開拓に對する熱心の一大原因であつたらうと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...つまり涅槃(さとり)の世界に安住するその気持を歌ったもので...
高神覚昇 「般若心経講義」
...解釈の世界に住する...
戸坂潤 「思想としての文学」
...どこにも定住するを許さない内心の悪魔から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然し世運は常住するものでない...
永井壮吉 「冬日の窓」
...然し芸術に指導原理なぞといふものはない! それどころか芸術は指導原理を(ママ)気にならない堺に住すれば住する程開始される一つの生命能力である...
中原中也 「芸術論覚え書」
...それもルクソルとかアスアンとかの上流地方の都市に居住する者が大部分で...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...そこに定住する気になったのは一八六二年のことである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ゲオルクにロシアへ移住するように説き伏せようとし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...及び二兒とともに東京に定住する計畫を立てて...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...われ慈悲哀愍をもつて特にこの経を留めて止住すること百歳ならしめん...
三木清 「親鸞」
...これは東京に居住する者にとって大問題でなければならぬ...
武者金吉 「地震なまず」
...わたくしの記憶に常住することになった...
森鴎外 「細木香以」
...田舎の隅々に分散して居住する時代になった...
柳田国男 「雪国の春」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??