...古人は必ずこの境に安住することはしなかつたであらう...
芥川龍之介 「金春会の「隅田川」」
...人生は到底住するに堪えない精神病院に変りそうである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...しかしてその住するところの寺一国の首府にあるときは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その近傍に住する物ずきものの仕業であった...
井上円了 「おばけの正体」
...容易に病気に安住することはできないのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...斯様な極めて異色ある境地に住する作家は...
谷崎潤一郎 「純粋に「日本的」な「鏡花世界」」
...三次元の世界に住するわれらの思惟(しい)を超越した複雑な世界である...
寺田寅彦 「柿の種」
...どこにも定住するを許さない内心の悪魔から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大学を卒えて東京に定住する時...
豊島与志雄 「父母に対する私情」
...いよいよ志を定めて音楽の都ウィーンに定住することになった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そこに定住する気になったのは一八六二年のことである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...古くから在住するかたに...
長谷川時雨 「北京の生活」
...及び二兒とともに東京に定住する計畫を立てて...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...当地に自費移住するものには家作料を百両貸しあたえた...
本庄陸男 「石狩川」
...公魚の常住する湖底も零度近くなる...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...われ慈悲哀愍をもつて特にこの経を留めて止住すること百歳ならしめん...
三木清 「親鸞」
...兄は布川に永住する気は最初からなく...
柳田国男 「故郷七十年」
...そこに来住するものはただちに新宅の家号としてこれを採用しました...
柳田國男 「名字の話」
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