...久保田君の主人公は常に道徳的薄明りに住する閭巷(りょこう)無名の男女なり...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...併し故郷に永住するために全力を盡すことは彼の焦眉の問題でなければならなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...教正の住する寺をカテドラルという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...訓導の住する寺をチャーチという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...法王の住する所なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...「同家に住する十三歳になる娘の所業なることが発覚せし」と申してきた...
井上円了 「おばけの正体」
...この近傍に住する教育家が...
井上円了 「おばけの正体」
...そして到る處寂しさに安住することの出來た芭蕉の心をなつかしむのである...
相馬御風 「孤座」
...別の緯度にある新しい牧草地をもとめて移住する野牛は...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...科学的理論は之に反して(社会科学に於ても或る一定の意味に於て)実験の世界に住する...
戸坂潤 「思想としての文学」
...いずれも農村に在住する耕作農民であるという...
戸坂潤 「読書法」
...いよいよ志を定めて音楽の都ウィーンに定住することになった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...これら都市に現住する一定数の中での死亡数を示すけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼らは移住するものではない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...天地の間には常住するものあり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...田舎の隅々に分散して居住する時代になった...
柳田国男 「雪国の春」
...「領内に永住する」ことの二つのお沙汰があった...
山本周五郎 「初蕾」
...満洲に在住する日本の女子達が支那語を学ぶことに冷淡なのを遺憾に思ふ私は...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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