...子尹(しゐん)すると「とても」は三河の国から江戸へ移住する間(あひだ)に二百年余りかかつた訳である...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...僕などはこんなところにも都会らしい美しさを感じなければ外に安住するところはない...
芥川龍之介 「東京に生れて」
...併し自己の本質の中に活溌なるデイヤレクテイクを持つてゐるものは此の如き「自然」の境界に安住することが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...「同家に住する十三歳になる娘の所業なることが発覚せし」と申してきた...
井上円了 「おばけの正体」
...ミミ族のおいかけてこない星へ移住する手はないだろうか」などと...
海野十三 「宇宙戦隊」
...その商工が士族屋敷を繞(めぐ)りて住するもの多きを見て...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...其れから又た其中にはピュローン風な即ち凡てのことに付て中性的の態度を取つて何事も解决しないといふ所に安住するといふ樣な思想もある...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...マリヤンの豫期してゐたやうに彼の地に永住することはなくなつた譯だ...
中島敦 「環礁」
...高円寺一丁目に居住する文士青地大六(30歳)の外出中の借家より発火し火の手は折柄の烈風に猛威を揮って留守居たりし大六氏の内妻房枝(29歳)及び一子守(2歳)は無惨にも逃げ遅れて焼死を遂げた...
西尾正 「陳情書」
...況んや日本に居住することなく...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...生温かさの上に彼らは安住する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...新らしい土地へ移住すると同時に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼らは移住するものではない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...われ慈悲哀愍をもつて特にこの経を留めて止住すること百歳ならしめん...
三木清 「親鸞」
...けだし畜生で回教の楽土に永住するを得たるものこの犬のほかに九あり...
南方熊楠 「十二支考」
...在住するに及んでますます明らかにその美を見るを得...
柳宗悦 「工藝の道」
...まずその居住する町の市場で笞打ちを受けたのち...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...純忠はその領内の福田の港にポルトガル船が着き神父が来住する機会を捉えて...
和辻哲郎 「鎖国」
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