...巴里から西南方に四百キロメートルも隔つたドルドオニ河の辺に移住することになつた...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...訓導の住する寺をチャーチという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その近傍に住する物ずきものの仕業であった...
井上円了 「おばけの正体」
...第七三項 幽霊の寺参り寺院に住するものは...
井上円了 「おばけの正体」
...つまり涅槃(さとり)の世界に安住するその気持を歌ったもので...
高神覚昇 「般若心経講義」
...極楽世界に安住する事を示すものである...
高浜虚子 「俳句への道」
...勿体(もったい)なくも天子様のお膝元(ひざもと)へ移住すると云うのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかしてわが茅屋のうちに住する人民をしてこの恩沢に浴せしむるは実にわが社会をして生産的の社会たらしめ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...百姓をやめて他国に移住するか...
中村地平 「南方郵信」
...それもルクソルとかアスアンとかの上流地方の都市に居住する者が大部分で...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...及び二兒とともに東京に定住する計畫を立てて...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...けだし畜生で回教の楽土に永住するを得たるものこの犬のほかに九あり...
南方熊楠 「十二支考」
...自分だけは不安なく玉の台(うてな)に永住することのできるようにきめてしまうことは不可能な人生であるなどと薫は考えるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ちょうどあの時代の一族の大きさをもって纏(まと)まって安住する頃合な野があったら...
柳田國男 「地名の研究」
...鹿児島県の各村で士族の居住する区域を必ず麓(ふもと)と呼ぶのも山下と同じものである...
柳田國男 「地名の研究」
...田舎の隅々に分散して居住する時代になった...
柳田国男 「雪国の春」
...肉眼にては分り兼ねる理想の中(うち)に住する人となれり...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
...墓場に永住することになるわけである...
山之口貘 「私の青年時代」
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