...町内に住するものにて磯釣りに行かんと思い...
井上円了 「おばけの正体」
...ミミ族のおいかけてこない星へ移住する手はないだろうか」などと...
海野十三 「宇宙戦隊」
...彼は未知の土地に定住することをこそ望むのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...または雲のなかなる別の国土に移住する...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかれどもその議論の標準なるものはただ一の茅屋(ぼうおく)中に住するの人民これなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...婦人達は家族制度に安住する家庭生活の崩壊という犠牲を払うことによって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...こゝに居住する市民の年々野卑暴戻となるは當然の事であらう...
永井荷風 「十年振」
...この地に永住するつもりもないのだ」「では...
中里介山 「大菩薩峠」
...スティヴンスンが此の島に定住するより三年前の出来事である...
中島敦 「光と風と夢」
...神仙譚中の世界に住するかの思いを禁め得なくなる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...いよいよ志を定めて音楽の都ウィーンに定住することになった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...最後には居住する場所まで拒んだ...
原民喜 「死について」
...生温かさの上に彼らは安住する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...及び二兒とともに東京に定住する計畫を立てて...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...體驗はここでは想像のうちに於てそれに内住する意味に從つて形成される...
三木清 「歴史哲學」
...蛇は有脊髄動物中最も定住するもので...
南方熊楠 「十二支考」
...門からはいると正面に役所と役人たちの居住する家があり...
山本周五郎 「さぶ」
...仏蘭西(フランス)は巴里(パリ)に居住する有閑婦人が...
夢野久作 「探偵小説の正体」
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