...僕はまた国府津の二階住いを冷かされたように胸に堪(こた)えた...
岩野泡鳴 「耽溺」
...羅宇(らお)や煙管(きせる)の住いそうなところであった...
岩野泡鳴 「耽溺」
...宿屋住いでもしているような形...
太宰治 「桜桃」
...下宿のひとり住いになり...
太宰治 「人間失格」
...一八七二年の十二月十二日から翌年三月中旬にわたる単調な船住いをつづけた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...妹弟六人の裏家住いだそうだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...うなぎの寝床のような下宿住い...
林芙美子 「新版 放浪記」
...小さいお櫃の御飯がたべたいばっかりに下宿住いをしたら...
林芙美子 「新版 放浪記」
...お父つぁんが寄席の三味線ひきで妹弟六人の裏家住い...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...西の京にお住いになって居られるあの方の御妹から御文があった...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...何処かにしばらく一時借住いしなけれはならない家の相談などを母たちとし合ったりしていた...
堀辰雄 「幼年時代」
...とにかく貴島の住いをハッキリと突きとめて置くのは無駄では無い...
三好十郎 「肌の匂い」
...あの三条の仮屋(かりや)のような所にしばらくお住いになったのでございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...結局気楽な一人住いです...
森本薫 「女の一生」
...まだ路地奥住いで...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...岡田武松君との初旅茨城県布川に仮住いしていた長兄は...
柳田国男 「故郷七十年」
...この近くの山にお住いだそうですな」「荊州...
吉川英治 「三国志」
...当御城下にお住いとは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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