...自分の住居している国に存在しているという事を知った初めであって...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...三番町(さんばんちょう)の小身な御家人(ごけにん)の家へ物縫い奉公に住み込んだ...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...彼が住んでいる洋館の家主で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...土地借入には当村在住の保證人二名をこしらへなければならないので...
種田山頭火 「行乞記」
...まことに清閑な住居であつた...
種田山頭火 「其中日記」
...時にさうして清くひとりで住んでゐる僧の上にそれに似た自分の生活を持つて行つてくつつけて...
田山花袋 「道綱の母」
...住職と納所とは出て行った...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...彼らは住居に帰ってきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...君はいちばん美しい都会に住んでるし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の住所の附近をぶらつきましたが...
豊島与志雄 「白蛾」
...三十やはりこのへんに住んで百姓と商ひを半半にしてる水飴屋の親仁があつた...
中勘助 「銀の匙」
...藻(も)に住む虫の我から苦んでいた……これからが肝腎要(かなめ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...じゃあここに住んでいますね」「十八ヶ月間住んでいました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...一つにまとまった家臣団としての移住ということは遂に成り立たなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...どんなに離れて年久しく住んでいようとも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「仰しゃるとおり、わが家は伊達家から一粒の扶持にも、あずかっておりません、なんの恩顧もないと、云えば云えるかもしれませんが、領内に住み、代々安穏にすごして来たという事実は動かせません、たとえ主従の関係はなくとも、領内に安住している以上、その家中に不祥の騒動が起こっているのを、よそ眼に見すごすわけにはいかないと思います」「はっきりした名分だな」と宗休は苦い顔をした、「そんな名分を付会することはない、好きだからやる、と云うだけでいいのだ」「しかし父上」「もうよし、わかった」と宗休は手を振った、「ただひとこと云っておくが、無謀なことをして、親兄弟に災禍を及ぼしてはならぬ、それだけはよく心得ておけ」七十郎は北村に滞在するあいだ、父の言葉が胸につかえていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...都に住もうておりますゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...むろん遊びに誘う、千住(こつ)、吉原、品川、足をふまない所はないが、お菊は、嫌な顔を見せたことがなかった...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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