...彼は低声で話しているので、よく聞こえない...
...会議中は低声で話さないように注意しましょう...
...彼女はいつも低声で歌うのが上手です...
...彼は低声で愚痴をこぼしていた...
...低声で呼ばれたので、気付かなかった...
...源助さんの話を低声(こごゑ)に取次した...
石川啄木 「天鵞絨」
...)と六畳の表座敷で低声で言うんだ...
泉鏡花 「歌行燈」
...低声(ていせい)でそう叫ぶなり...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...「どうぞ、もうご安心なすって、発明の内容を……」「ああ、そのことじゃが」と、それでも安心ならぬか、その客は、もう一度、部屋の隅から隅を見廻して、それから、そっと余の方へ、駱駝に似たその顔をつきだすと、低声になって、「実は先生、拙者は大発明をしたのですぞ...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...すると後(うしろ)から低声(こごゑ)で...
薄田泣菫 「茶話」
...バヴアリア兵は低声(こごゑ)で歌を唱(うた)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...「ああ来やはりました」と低声(こごえ)で知らせる...
近松秋江 「霜凍る宵」
...または低声でありし昔の降誕祭の話を――それには早く家郷へ帰りたいと云う希望が自然と含まれているが...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...おどおどした低声(こごえ)で時々話をするきりであった...
徳田秋声 「爛」
...卑言低声になくては大気魄は出るものに非ず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...低声に義太夫をやる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...伯父の低声の早口が聞きとれないのである...
中島敦 「斗南先生」
...低声でだがさかんにしゃべり合っていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...「そりゃ素晴らしい名案だ」と彼は低声(こごえ)で叫んだ...
平林初之輔 「鉄の規律」
...より低音の声を試みて見ようと極めて低声のつぶやきを放つて見るのですが...
牧野信一 「早春のひところ」
...低声(こごえ)に...
吉川英治 「上杉謙信」
...低声(こごえ)に呼ぶ者があった...
吉川英治 「三国志」
...「雪じゃよ」低声(こごえ)でささやいた...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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