...(本位田又八という男は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...本位田祥男氏は、僕の書いた小説の武蔵と又八の出陣を、あんな軽輩の筈はないといってるが、すでに父の無二斎の折に宮本家は主家の禄をうけていないし、せめてその父でもあればだが、歿後の一郷士の子が野心的に参加してゆくとなれば、あの程度でついてゆくほかはあるまい...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...そのなかに本位田兵之助という名刺を示された人がある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...本位田家のことについて...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...本位田家の祖先が伝えていた城主の居館の址は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...本位田家の後継息子(あとつぎむすこ)でもあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本位田家のだだっ広い土間口に立って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本位田家のお杉隠居であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...呼んでおくれぬか」「嫁とは」「うちのお通(つう)じゃ」「あれはまだ本位田家の嫁ではあるまいが」「近いうち...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本位田家の家名をつがせ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――郷里の宮本村ではかつて本位田又八の母のお杉隠居に計られて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本位田又八(ほんいでんまたはち)だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小さい頃から、あの武蔵(たけぞう)などより、ぐんと賢く、腕も出来ていただけのことはある」と、涎(よだれ)を垂らさないばかりに満足をあらわしたが、ふと、それを巻きかけた又八の手がすべって、終りの一行が眼にうつると、「これ待て、ここに佐々木小次郎とあるのはなんじゃ」「あ……これですか……これは仮名(かめい)です」「仮名? 何で仮名などつかいなさる、本位田又八と、立派な名のあるものを」「でも省(かえり)みて、自分に恥のある生活(くらし)をしていたので、先祖の名を汚すまいと」「オオそうか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...村の桑畑や本位田家の台所などで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本位田又八であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――本位田のおばばも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本位田又八なのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここにおいて我々は位田職田の収入が小作料の五石と全収穫高の二十五石との間に種々変化するものであることを考えなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索