...今まで劣等の位地にあつたものの為に...
丘浅次郎 「人類の将来」
...火星が我が地球に最も接近した位地に来ていた頃...
寺田寅彦 「話の種」
...いかなる位地においても軍隊組織の精神をもって社会を組織すべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...滿身悉く傷痍を受けて殆ど完膚なきを見る然り彼れが盛名の時代に死せざりしは實に彼れの不幸なりき大不運なりきさもあらばあれ彼れは他の元勳政治家に比して最も堅固なる根據を有せり政黨の首領として最も素養ある位地を有せり他の元勳政治家は未だ利害を同ふするの政黨を擁するものなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ尾崎氏の位地尚ほ容易に動かざる所以か...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れの現在の位地に關する見地なり曰く彼は現内閣の敵なる乎...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...既に合同といへば立憲政友会は対等なる位地に於て自由党を迎へざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の人に党すれば位地を得る望みがあると考へる野心家とか...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...従来の位地に著ぢるしき変化を生じたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其党人として顕著の位地を占るに至りたるもの...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この襟飾(えりかざり)は滑(すべ)っていけない」と手探(てさぐり)に位地を正しながら...
夏目漱石 「虞美人草」
...偶然お延の位地に変化を与えた...
夏目漱石 「明暗」
...もちろん今さらそれを君に話したってお互いの位地(いち)が変る訳でもないんだから仕方がないようなものの...
夏目漱石 「明暗」
...とにかく位地の高い役人に会った時に...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...自分達の位地を考えて見るとこう用意の届いていることが...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...逍遙子が沒却理想の詩論(審美學)に於ける關繋を我位地より見たるところをば既にいひぬ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...首席国老の位地が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大寨(たいさい)の頭領の位地にお就き下さることも...
吉川英治 「新・水滸伝」
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