...尚家は政治上の自由は失ったがその王位はひとしお安固な位地に置かれたから...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...また事業をなすための社会の位地もないときには...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...即ち初め其の種属をして総べて他の動物に勝つて優勢の位地に達せしめた原因と同一のものである...
丘浅次郎 「人類の将来」
...彼女も自分の位地を諒解しているらしく見えた...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...一は親藩の位地より出で...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...黨首としては大隈伯の對手に非ず然るに憲政黨は侯を誘ふて黨首の位地に立たしめむとす是れ果して憲政黨の利益なる乎侯にして若し憲政黨に入らば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自由黨内閣が彼れに愛蘭尚書の位地を與へざりしもの其の主因たりしが如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...尚ほ一種の潛勢力を有すればなり侯の現在の位地を知らむとするものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯の位地を論じて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れの位地よりいへば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...氏の位地安全なるが為に東京の市政に何の加ふる所あるを見ざらむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れの現在の位地に関する見地なり曰く彼は現内閣の敵なる乎...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...(六)排星運動の遺算排星運動には確かに二個の遺算ありき第一星氏の位地を誤解したるより来り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それだけ私も位地が出来...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...位地、年輩、服装、住居が睥睨(へいげい)して、頭を下げぬか、下げぬかと催促されてやむを得ず頓首(とんしゅ)するのである...
夏目漱石 「野分」
...偶然お延の位地に変化を与えた...
夏目漱石 「明暗」
...位地ばかりが理想を達するゆえんでない...
新渡戸稲造 「自警録」
...前の詩篇の句の如く東西は全然反対の位地にあるものの如く聞ゆれども...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
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