...また社会上の位地が要る...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...彼女も自分の位地を諒解しているらしく見えた...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...また社会における大切なる位地を知れり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...クローマー男の埃及に於ける位地は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...滿身悉く傷痍を受けて殆ど完膚なきを見る然り彼れが盛名の時代に死せざりしは實に彼れの不幸なりき大不運なりきさもあらばあれ彼れは他の元勳政治家に比して最も堅固なる根據を有せり政黨の首領として最も素養ある位地を有せり他の元勳政治家は未だ利害を同ふするの政黨を擁するものなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而も彼れの位地及び人物は此の點に於て黨人の望を繋ぐに足らざるを如何せむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閣下の現位地は亦頗る不思議なりと謂ふべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ尾崎氏の位地尚ほ容易に動かざる所以か...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...従来の位地に著ぢるしき変化を生じたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閣下は殆ど進退維れ谷まれるの位地に在りと謂ふ可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...西園寺侯も亦前年曾て一新聞を発行して自ら之れが記者たることありき其位地境遇何ぞ太だ相似たるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れの現在の位地に関する見地なり曰く彼は現内閣の敵なる乎...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...飯櫃(めしびつ)を置いた位地(いち)の都合から...
夏目漱石 「行人」
...少し斜(なゝめ)に反(そ)れた位地から令嬢の顔(かほ)を眺める事になつた...
夏目漱石 「それから」
...ミルトンの悪魔もはじめは高尚な位地にあり...
新渡戸稲造 「自警録」
...少しも位地を換えてなかった...
萩原朔太郎 「ウォーソン夫人の黒猫」
...それは女子が数千年来の奴隷的位地を脱して...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...政治上や社会上の或(ある)位地が女子の自然の職務と一致しないでは無からうかと云ふ事をあなたはお考へに成りませんか...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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