...やはり『半肯定論法』位を加へるのに限ると思ひます...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...顔を洗つて了ふまでに夏の川水位に冷えた...
石川啄木 「菊池君」
...外出して歸つた父の袂からは紙にくるんだ煎餠位のお土産が出ぬ事は稀であつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...幾分情調本位な甘い気分のものではなかったかと思われる...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...天皇の位に即かれなかった...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...五合(がふ)位(ぐれえ)へえつけべが...
長塚節 「土」
...地図にも載らぬ位の小さい一つの湾の中でしかも磯に近い所で普通に獲れる極めてありふれた魚のことをいっているのであるが...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...少(すこ)し可(よ)すぎる位だ...
夏目漱石 「それから」
...その他のものでも大抵原書でやっていた位であるが...
「私の経過した学生時代」
...現在の地位に甘んじ...
新渡戸稲造 「自警録」
...あれは私と同じ位生きてゐさうです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...象のようにと僕は言いたい位だが――どしんどしんと歩いても――それでもたいていは...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...九二 地位と収入英のサグデン(Sir Edward Sugden)は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それつ位ゐ……」ふと負けん気な照子は...
牧野信一 「晩春の健康」
...ダシに用ゐる鰹節(かつおぶし)は土佐節の上物(じょうもの)三本位...
正岡子規 「墨汁一滴」
...その時は此方(こっち)も位地を進めてもらえる...
村井弦斎 「食道楽」
...私のように官位を剥奪(はくだつ)されるほどのことでなくても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ドレ位徹底しているものだか...
夢野久作 「狂人は笑う」
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