...臭い位はまだ可(よ)いとしても...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...K に対して静止しておりかつ K に関しての時間を測るような時計のうちでちょうど今考に取った運動時計がその傍を通り過ぎるようなものの指針位置といつも比較して見出されると考えなければなりません...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...十歳位の子供から...
石川啄木 「鳥影」
...皆書物をよむのは無駄話をするよりもぜいたくな道楽だ位にしか思つてはゐないんですもの...
伊藤野枝 「惑ひ」
...その品位の高低を較すれば...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...五間四方位の室だった...
海野十三 「西湖の屍人」
...原位置(げんいち)におりません!」「ええッ!」私は...
海野十三 「地球要塞」
...それ/″\に食卓の上に位置を守つてゐる玻璃器にうつつた灯の光りが...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...御門よりも先きに位に即くべき資格を持つてゐられたのだつた...
田山花袋 「道綱の母」
...それは蘆の湯のある處が箱根山彙中の最も展望に都合の好い位地にあるからだ...
近松秋江 「箱根の山々」
...ただ一人のごく高い地位にある人が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...寧ろ小(ち)さ過ぎる位であったが...
夏目漱石 「それから」
...向後(かうご)解決されべき諸問題は何(ど)の位(くらゐ)彼等の前に横(よこた)はつてゐるか分らないと云(い)つても好(い)い位である...
夏目漱石 「点頭録」
...仁徳が天皇の位についた当時は...
蜷川新 「天皇」
...知人(しつたひと)なら菓子位子供にくれるに不思議もなく...
樋口一葉 「にごりえ」
...他方ではもろもろのイデオロギーの連関においてつねに基礎層の位置を占めるに到るのである...
三木清 「科学批判の課題」
...今差しあたってその位の年頃の人の行く様な所も見当らないし又私として直接女中の世話も出来ないのだからと云ってあった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...私達の握り拳(こぶし)二つがけ位の穴を地べたで見つけて...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
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