...二間(けん)位(くらい)の白(しろ)い女性(じょせい)の竜神(りゅうじん)の優(や)さしい姿(すがた)が現(あら)われて...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...斯くて尾崎氏の位地は當分安全なれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一個連隊の位置を示してるものもあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...顔を上げられない位であった...
中島敦 「斗南先生」
...落下速度は増して一秒間に百糎位になり...
中谷宇吉郎 「雪」
...何時(いつ)の間(ま)にか利己本位に変つてゐる...
夏目漱石 「それから」
...先づ經濟的の單位として子弟の教育をするに歸着する...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...多くは『韻鏡』における等位が違います...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...二ツ位の赤ん坊に添い寝していた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...その時はじめてその女と自分とがいつか知らず識らずの裡に暖爐の方へ背中を丸めるやうにして互に身をよせてゐるのに氣がついた位だつた...
堀辰雄 「生者と死者」
...中廊下などを通り抜けるには昼間でも雪洞を燭したい位ゐであつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...黒のレースのお召を着た中肉中背の四十歳位の美しい女の方が...
三浦環 「お蝶夫人」
...死ぬ位だから、よっぽど悲しかったのだろうが、なら、なぜ正直に泣いたりわめいたりだな、つまり、その通りにふるまった上で生きて行かない? それを、涙ひとつこぼさず、遺言ひとつ残さないで、アディユ! ふん! きれいだったそうじゃないか――しかも年は若いし、医学校は卒業している...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...始終同じ位な熱度で煮ないと好(い)い味が出ませんけれどもそれは奥様がよく御承知ですから御如才(ごじょさい)はありますまい...
村井弦斎 「食道楽」
...毛皮を著ない人もない位ですから...
森鴎外 「かのように」
...一寸位袖口から覗いている...
森鴎外 「鶏」
...位牌(いはい)を持って歩いていた...
吉川英治 「私本太平記」
...だから如海兄さんが方丈さまの位置にすわるときなんかも...
吉川英治 「新・水滸伝」
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