...大抵な無器用なものでも清元(きよもと)や常磐津の一とくさり位は唄(うた)ったもんだ...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...あわよくばソ連の独裁官スターリンの地位をうばって...
海野十三 「太平洋魔城」
...答の十位は1か2かの何れかである...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...私と同じ位の齢恰好(としかっこう)と思いました...
高浜虚子 「俳句への道」
...国論の一元化という三位一体を説いている...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...藤懸教授が、先年軽井沢の先の追分の旧家に残っている古文書を調べられた時、天保九年の大名の宿帳の中に、利位、泉石の名が発見された由である...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...こんな捕物陣位は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世間には遂に無視しては居(お)られぬ位のものになって了(しま)ったのでした...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...しかし鎌倉に覇府が開けた爲めに東國の地位は著しく昂上し...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...眼蓋の裏にあの妙なる踊り子の幻が髣髴とする位ゐなのである...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...時は六時を過ぎた位であるが...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...周囲に批判的な眼を持つ私共位の女性は...
宮本百合子 「大橋房子様へ」
...トラックの仕事はありすぎる位の由です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...徹男さんは学生でしたが兄さんの山田先生とちがって沈うつな位に控え目な人がらでありながら国の運命を深く心配していて口には言いませんが...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...ほんの一秒間位の間に...
室生犀星 「三階の家」
...違うのか知らん……と疑った位でしたからね...
夢野久作 「暗黒公使」
...大広間の天井や隅々には四季の花が眩(まばゆ)い位美しく咲いて...
夢野久作 「雪の塔」
...カブラルの説教を聞かせたこともある位で...
和辻哲郎 「鎖国」
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