...「彼女は公園で佇立していた...
...「彼は佇立する姿が美しかった...
...「彼の佇立する姿に、周囲から称賛の声が上がった...
...「佇立する人の間を通り過ぎた...
...「佇立していた木にはたくさんの鳥がとまっていた...
...余熱に煽られつゝ彼方此方に佇立低徊していた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...暫(しばら)く佇立(ちょりつ)したが...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...茫然佇立するものあり...
大町桂月 「金華山」
...その入口に佇立した...
太宰治 「火の鳥」
...禹徳淳 (呆然と佇立していたが...
林不忘 「安重根」
...われは佇立(ちよりつ)時を移しつ...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...斯くの如くに老將は胸裏二つの筋道を 20決しかねつゝ佇立めり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...暫く佇立(たたず)んでその梢を瞻望(せんぼう)した...
永井荷風 「上野」
...実はそのまま帰るつもりで七丁目の停留場に佇立(たたず)んで額の汗を拭った...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...老聖人は佇立瞑目(ちょりつめいもく)することしばし...
中島敦 「弟子」
...しばらく戸の前に佇立(たたず)んだ...
夏目漱石 「明暗」
...石像のごとく佇立(ちょりつ)して...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...私は椽側に佇立(たたず)んで...
二葉亭四迷 「平凡」
...さうして彼は、その眞ん中に、次第に燃え擴がつてゆく旗のもとに、佇立してゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...ふっとその佇立(ちょりつ)はくるまれ出した...
吉川英治 「私本太平記」
...路傍へ寄って佇立(たたず)んでいた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ひとりであんな場所に佇立(たたず)んでいるのはおかしい...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...相変らず佇立(つった)った儘...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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