...「彼女は公園で佇立していた...
...「彼は佇立する姿が美しかった...
...「彼の佇立する姿に、周囲から称賛の声が上がった...
...「佇立する人の間を通り過ぎた...
...「佇立していた木にはたくさんの鳥がとまっていた...
...三分間ほど曲り角に佇立(ちょりつ)し...
梅崎春生 「幻化」
...頸(くび)を内側に曲げたまま瞬間花田は佇立(ちょりつ)したが...
梅崎春生 「日の果て」
...茫然佇立するものあり...
大町桂月 「金華山」
...敷居のうえに佇立(ちょりつ)すると...
太宰治 「玩具」
...カ氏も他の印度人たちもぞろぞろと随(つ)いて来て出口に佇立(ちょりつ)しながら...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...橋の中ほどに佇立(たたず)むと...
永井荷風 「深川の散歩」
...翁の街頭に佇立(たたず)むのは約束した人の来るのを待つためばかりではない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...所が此趣味は名前のあらわす如く出来る丈(だけ)長く一つ所に佇立(ちょりつ)する趣味であるから一方から云えば容易に進行せぬ趣味である...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...こんな言葉がそれからそれへとそこに佇立(たたず)んでいる彼女の耳朶(みみたぶ)を叩(たた)きに来るだけであった...
夏目漱石 「明暗」
...こう決心してのそのそ御両君の佇立(ちょりつ)しておらるる傍(そば)近く歩み寄って見ると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...石像のごとく佇立(ちょりつ)して...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...お勢が此方(こちら)へ背を向けて縁端(えんばな)に佇立(たたず)んでいる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...相手はその怒号に射すくんでその場に佇立(ちょりつ)した...
本庄陸男 「石狩川」
...――と向うの葉柳の蔭に佇立(たたず)んでいた年配の武家が...
吉川英治 「江戸三国志」
...同じところに佇立(たたず)んでいるのは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...磐石(ばんじゃく)のように佇立(ちょりつ)したまま...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どじょう髯(ひげ)の大将がそこに佇立(たたず)んでいる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...衆佇立相盻(あひかへり)みて愕然(がくぜん)一歩も進(すす)むを得ず...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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