...しばらくは入日(いりひ)の光に煙った河原蓬(かわらよもぎ)の中へ佇(たたず)みながら...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...門前に佇む泰助を...
泉鏡花 「活人形」
...廊下に佇(たたず)んで待っている人たちの気をいらだたせた...
海野十三 「蠅男」
...嬢を顧みながら佇(たたず)んでいたが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...今私の佇(たたず)んでいる前五...
橘外男 「逗子物語」
...斯くの如くに老將は胸裏二つの筋道を 20決しかねつゝ佇立めり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...同じところに佇んでいた...
直木三十五 「南国太平記」
...牛込神楽坂(うしごめかぐらざか)浄瑠璃坂(じょうるりざか)左内坂(さないざか)また逢坂(おうさか)なぞのほとりに佇(たたず)んで御濠(おほり)の土手のつづく限り老松の婆娑(ばさ)たる影静なる水に映ずるさまを眺めなば...
永井荷風 「日和下駄」
...往来に呆(ぼ)んやり佇(たたず)んでいたお主婦(かみ)さんや...
中村地平 「南方郵信」
...半身を見せて佇(たたず)んでいる給仕女(ウェートレス)があったので...
長谷川時雨 「一世お鯉」
......
森川義信 「衢路」
...それから人ごみの中を二三百歩ばかり一直線に歩いて来ると彼はハタと足を佇(と)めた...
夢野久作 「殺人迷路」
...佇(たたず)んでいる...
吉川英治 「剣の四君子」
...美作はそこに佇(たたず)んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...町屋の軒端に佇(たたず)み...
吉川英治 「新書太閤記」
...ややしばし佇(たたず)んでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...小高い所に佇(た)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...すこし佇(たたず)んでいると痛み出して来るらしい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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