...但し、地に倒れて「参った」といいながら、隙をうかがって足に食いついたりしたら今度は徹底的に敵をのしてしまうにきまっている...
石川欣一 「比島投降記」
...家の内容 家屋木造平屋十二坪七合五勺但し右家屋の権利書は現在不破数馬保管の為今後上記権利書に関する一切の問題に関しては不破数馬と陳根頑との間に於て解決す一...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...但し物語とは別の資料によつたのだろう...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...但し注意すべきは...
戸坂潤 「辞典」
...但し義人とか獻身者とかいふ奴は大抵精神病者と見えるもので...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...但し、それが果して書かれるかどうかは、今のところ分らない...
豊島与志雄 「小説集「白塔の歌」後記」
...但し、母上には申上げぬ方がよからうと思ふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...但し春一自身は私の前で...
浜尾四郎 「死者の権利」
...但し私に偏して猥りに与う可らずと言う...
福沢諭吉 「女大学評論」
...但(ただし)足先の垢(あか)はアルコールにて取れねば一ヶ月に一度位脚湯(あしゆ)するなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...但(ただ)神竜を識(し)らざるのみならず...
南方熊楠 「十二支考」
...但し平家物語には...
南方熊楠 「人柱の話」
...但(ただ)しこれは当時作者が自家の体面(ていめん)をいたわって...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そのころはまだ播但線がなかったから...
柳田国男 「故郷七十年」
...または山陰地方も但馬(たじま)から西の方では...
柳田国男 「年中行事覚書」
...但し、コサック騎兵とはいうもののその服は青と紫と、赤と、緑の四色の化粧服で、長い槍の尖端もニッケル鍍金(めっき)で光っている...
夢野久作 「暗黒公使」
...さりげなくしているものの、「さて、これからの、但馬(たじま)、伯耆(ほうき)の山旅を、事なく、越えられるか否か」に思いいたると、不安は、顔へ出ずにいなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...但(ただ)し、その部屋で何も見えたのではなし、聞こえたのでもないが……...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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