...二年後(にねんご)但馬(たじま)の國(くに)のけちな地震(ぢしん)の爲(ため)...
今村明恒 「地震の話」
...其地如レ敷レ玉、闕台映、楼台玲瓏、目所レ不レ見、耳所レ不レ聞、携レ手徐行、到二一大宅之門一、女娘曰、君且立二此処一開レ門入レ内、即七豎子来相語曰、是亀比売之夫也、亦八豎子来相語曰、是亀比売之夫也、茲知二女娘之名亀比売一、乃女娘出来、嶼子語二豎子等事一女娘曰、其七豎子昂星也、其八豎子者畢星也、君莫レ恠終焉、即立レ前引導、進入二于内一、女娘父母共相迎、揖而定坐、于レ斯称二説人間仙都之別一、二談議人神偶会之喜一、乃薦二百品之芳味一、兄弟姉妹等、挙レ杯献酬、隣里幼女等、紅顔戯接、仙歌寥亮神逶、其為二歓宴一、万二倍人間一、於レ茲不レ知二日暮一、但黄昏之時、群仙侶等漸々退散、即女郎独留、雙眉接レ袖、成二夫婦之理一、万葉詩人は「二人入居て、老もせず死にもせずして、永世に有けんものを」と歌い、『古事記』は海神の宮殿を形容して、「魚鱗の如(ゴト)作れる宮」と云い、二神結婚の条に、美智の皮八重を敷き、其上に畳八重を敷きしを記す...
高木敏雄 「比較神話学」
...但(ただ)し、中の二人は何か話し合っていて気が付かなかった様子であったが、「お春どん、旦那さんにも悦子にも云うたらいかんよ」と、幸子は直ぐに口止めをした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...但しかかる現代性はかの永遠なる今ではない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...と云うのである(但しそれであるからと云って...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...但しその食み出した残余に相当するらしいもの自身は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...その血路の一つが(但し唯一の血路ではないが)ここにあるのであって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...但しそれは存在論的なるものと外延の上で一致を示すのではない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...垂仁紀八十八年に見えたる但馬出石の神寶を獻ぜしめたることを併せ考ふるに...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...但し、この場合もまた、そのいたましさが、純白のドレスに対してやら、それを着けた当人に対してやら、はっきりしなかったのだが...
中島敦 「環礁」
...但しこれも世界の始めと終りとに關する宇宙論的問題に聯關してである...
波多野精一 「時と永遠」
...但しあながちになくてはならぬとには非ず...
正岡子規 「俳諧大要」
...但しいんにやかそれ迚も...
南方熊楠 「女順禮」
...但未定です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...但シ格に従ったよい品です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...但こっちのは絶壁に向ったさしかけにこしらえられていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...辻番所組合遠藤但馬守胤統(たじまのかみたねのり)から酒井忠学(ただのり)の留守居へ知らせた...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...出合い物という語を使っている土地がある(但馬大杉谷)...
柳田國男 「食料名彙」
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