...但しパンはトーストにしないと...
石川欣一 「山を思う」
...美しい(但し色は少し黒いけれど)親切な方です……...
石川啄木 「足跡」
...但し当分は先づ食ツて行けるだけでも...
石川啄木 「漂泊」
...但し脱出したのがよいか...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...但(ただ)字を書く事は重宝がられて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...前の存在が後の存在に依存する――但し形態的決定に於て――...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...被害者大島長三郎氏を七百円で買収したり(?)(但しこの点大島氏の代理者からの抗義が私の手許に来ている)...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...之は当時の平凡な職業的僧侶教授たちの到底企て及ばなかった処であったらしい(但し宇井伯寿教授は例外だったが)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...但し市會及び市參事會の小野心家小陰謀家は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...但だワルポールは初めより正人君子を以て自任せず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...但予の特に氣付いたのは...
内藤湖南 「易疑」
...垂仁紀八十八年に見えたる但馬出石の神寶を獻ぜしめたることを併せ考ふるに...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...但(ただ)し宿屋は今からではむつかしいかもしれないがという...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...但し、議員の議席を失はせるには、出席議員の三分の二以上の多數による議決を必要とする...
日本国 「新憲法の解説」
...但し内八篇は「青猫」から再録した...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...但し、話の本文とは少し行き方を異(こと)にしていて、寧(むし)ろ父兄の理解を助けるために添えられたものともいえるので、訳文の調子も少し変えておきました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...公私略は但発著を記して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...但、これは平均の勘定で、殊に大事に大事を取った数字だそうだから、実際はもっと余計に持っている者がすくなくないわけである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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