...佃煮(つくだに)と煮豆(にまめ)と漬菜(つけな)という常式(じょうしき)である...
伊藤左千夫 「水籠」
...┌どんぐり ┌どんぐり先生(一洵)“三鈍”│どんこつ │どんこ和尚(澄太)└どんびき └どんびき老豆腐の佃煮とは!“草庵きのふけふ”二月十五日晴...
種田山頭火 「松山日記」
...見晴らす水面(すいめん)の右の方(かた)には夜の佃島を雲の如く浮ばせ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...(訳者思ふにこれ永代橋下の猪牙船(ちょきぶね)を描ける「東都名所佃島(つくだじま)」と題する図のことなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...佃島(つくだじま)では例年の通り狼烟(のろし)の稽古(けいこ)の始まる頃とて...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...佃のわたし場から湊町の河岸に沿ひ...
永井荷風 「町中の月」
...有(あら)ゆる騒音の佃煮(つくだに)...
羽志主水 「越後獅子」
...明治四十三年の九月に佃島に津波(つなみ)が来た...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...船佐(ふなさ)の佃煮(つくだに)の折が出される...
長谷川時雨 「神田附木店」
...佃(つくだ)と川崎が目当て場になります」「なるほど...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...対岸の佃の岸のあちこちに網が干してある...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...釈場このごろ佃島に講釈場ができ...
正岡容 「東京万花鏡」
...「よウし」親父海老蔵の使い古しの釣竿を持ってきて牛肉の佃煮の餌をつけ...
正岡容 「寄席」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...彼の日課の開幕というところだ」野本くんはあみの佃煮を口へほうりこみ...
山本周五郎 「季節のない街」
...「だから今日だってあちらの仰(おっ)しゃるとおり佃煮とお新香で...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...川上の佃島(つくだじま)のほうに...
山本周五郎 「寒橋」
...いつか佃島から東へまわっていた...
山本周五郎 「山彦乙女」
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