...船の形似寄り候えば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それは彼とは似寄りの点もない人だった...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...河の堤防などは似寄りのものもなく...
豊島与志雄 「白蛾」
...亡父や兄に似寄りの点を自分の顔貌(かおかたち)の中に見出して...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...これに似寄りの定義は...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...主人の大膳正と似寄りの年でしたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お辰の嫁入り支度と似寄りの品を集めたもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...周助の家には似寄りの品も見付かりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...似寄りの刀を摺(す)り上げ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...千両箱に似寄りのものもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...淡赤い泥に似寄りのものもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...淡赤い泥に似寄りのものもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其似寄りの甚しきに驚き...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...わしと似寄りの渡世をしているもの――わけあって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それに似寄りの染粉も...
宮原晃一郎 「虹猫と木精」
...この間もちょっと常用の砂糖が切れたので似寄りの品を数種取り寄せ...
山本笑月 「明治世相百話」
...似寄りの仕事があるのです...
夢野久作 「焦点を合せる」
...似寄りの人間がいたら知らしてくれと...
吉川英治 「八寒道中」
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