...ちょうど似合いの年紀頃(としごろ)じゃありませんか...
泉鏡花 「婦系図」
...ちょうど葉子の年頃に似合いの...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...一方お旗下のお嬢様であるお綾さんにはいかにも似合いの縁辺というべきであった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...白線ついた制帽は不似合いと思ったのかも知れません...
太宰治 「おしゃれ童子」
...貴女(あなた)なら似合いの夫婦だから...
徳田秋声 「仮装人物」
...したがってこの場には滑稽なほど不似合いな聲だった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...似合いの夫婦らしい...
直木三十五 「南国太平記」
...似合いの休み茶屋があって...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...だが虫けら同然のお前は四つ指鉱山の復讐がお似合いだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...三人ともほんとによく似合いました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...聞いた感じが不似合いなものであろう...
宮城道雄 「声と性格」
...などと話す事もあったしお関も又ずーっと居て此処からどっか似合いの所へ身の振り方も極めてもらおうなどとさえ思って居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...黒い紋服袴でなかなかよく似合いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分には不似合いに思われてならぬ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...不似合いな語り手とは見えずに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「お似合いでよかった...
室生犀星 「津の国人」
...お顔に似合いますでしょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...蝋燭の似合いそうな深い部屋の中は紅色の天鵞絨で張り廻された密房の感じだった...
横光利一 「旅愁」
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