...老練な医者がすすめる薬に似るとでもいおうか...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...本(ほん)の事に似るうちに又大まかなる所あるが...
相馬御風 「実物と模型」
...漫画が実物と似ない点において正に実物自身よりも実物に似るというパラドクシカルな言明はそのままに科学上の知識に適用する事が出来る...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...聰明さながら神に似るオヂュシュウスの立つを見る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...現はれ出づる豹に似る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...また前にも言つたやうに誰を模し彼を眞似るといふ事がたとへ可能であつても...
南部修太郎 「氣質と文章」
...似るところがあるからとて...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...夢醒めて我身滅ぶと云ふことの味ひに似るものを覚ゆる夢が浮世か浮世が夢か...
平野萬里 「晶子鑑賞」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...したがって『隋書』に〈真臘国(カンボジア)に浮胡魚あり、その形※に似る、嘴鸚※(おうむ)のごとく八足あり〉、また『類函』四四九に『紀聞集』を引いて天宝四載広州海潮に因って一蜈蚣を淹(ひた)し殺す、その爪を割(さ)きて肉百二十斤を得とあるも、鯨類か鮫類の死体の誤察から出た説だろう...
南方熊楠 「十二支考」
...ブランデスは品がいい天質のひとですね(彼の云いまわしを真似ると)...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そんな嫌いなものに似るようで悪かったという心持から私が云った表現を...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...不知火の筑紫の綿は身につけていまだは着ねど暖かに見ゆ(沙弥満誓)今日もかも明日香の川の夕さらず蛙鳴く瀬のさやけかるらむ(上古麻呂)丈夫の弓末振りたて射つる矢を後見ぬ人は語りつぐがね(笠朝臣金村)あなみにく賢(さかしら)をすと酒のまぬ人をよく見れば猿にかも似る(大伴旅人)等の歌は...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...他人の真似るべきことでない...
山本笑月 「明治世相百話」
...瞋恚(しんい)の人の胸にも似る乱れ雲は...
吉川英治 「剣難女難」
...私の「新・平家」もそれには似るかもしれません...
吉川英治 「随筆 新平家」
...刃紋(はもん)は朧夜(ろうや)の雲に似る五(ぐ)の目(め)乱(みだ)れ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「抜け駈けのまた抜け駈けは、同士討に似る...
吉川英治 「源頼朝」
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