...それは馬の掌(てのひら)に似たようなもので手にさわるとはなはだ脆い...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...時刻の正確さは似たようなものである日の出を見るのと同じような気持でながめる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかしそういうものへの道程の第一歩に似たようなものは考えられなくはない...
寺田寅彦 「科学と文学」
...之は云わば婦人の位置と似たようなものとなって来た...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...アメリカでも似たようなものらしい...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...生物も似たようなものが発生すると考えるのが...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...その表情に微かにでも似たようなものは...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...お互に似たようなものでしょう? そして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かりにもこれを「チンドン屋の文句」に似たようなものとしてかるく見すごすことができませんでした...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...どこもかしこも似たようなものだ...
三好十郎 「肌の匂い」
...玉鬘は失望に似たようなものを覚えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その人の弱さにさえ反感に似たようなものをお覚えになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...はじめて疑惑に似たようなものを胸にうかべていた...
山川方夫 「演技の果て」
...役人たちのすることは似たようなものらしい...
山本周五郎 「花も刀も」
...由良の卦ともおおよそ似たようなものなのだ...
横光利一 「馬車」
...以前のほこりに似たようなものを胸に仕舞っているらしい彼女らには...
吉川英治 「紅梅の客」
...まず似たようなものではあるまいか」「おそれ入りました...
吉川英治 「三国志」
...あらしの吠えに似たようなものが夜をゆする...
吉川英治 「私本太平記」
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