...家族の御機嫌を伺うようになった...
太宰治 「ろまん燈籠」
...実は課長が伺うのですが……それからこれは昨日の切手代にお納め下さいますように...
辰野九紫 「青バスの女」
...これから直ぐに伺うように病院から光子さんの方い知らすいうことになったのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...しげしげ伺うようになってからは先生も大分気安く...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...これは露伴先生に伺うには...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...お話は次に伺うとして...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...貴方(あなた)のお名前を伺うことは出来ませんでしょうか――私の忙しい旅の思い出にいたし度いと思います...
野村胡堂 「天才兄妹」
...それからそちらへ伺うようになりますので...
久生十蘭 「肌色の月」
...手前じきじき御返事を伺うようにとの御下命で...
久生十蘭 「魔都」
...先生は屹度(きっと)中ノ嶋(なかのしま)の筑前屋敷に伺候(しこう)して御機嫌(ごきげん)を伺うと云う常例であった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...秋にはきっと伺う...
正岡容 「寄席」
...念のために神慮を伺うた...
南方熊楠 「十二支考」
...群猴をして過(よぎ)らしめて伺うに...
南方熊楠 「十二支考」
...陣中お見舞に伺う由ですが...
吉川英治 「三国志」
...貴邸へ伺うてはいかがであろうか」「お待ちする」「今宵にでも」「けっこうです...
吉川英治 「私本太平記」
...西与力の重松左次兵衛様のお屋敷まで伺うことがあって...
吉川英治 「治郎吉格子」
...そちらのご希望にはそいかねる」「伺えば伺うほどお慕いが増す...
吉川英治 「新・水滸伝」
...二人そろって伺うつもりでいたのに...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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