...糟谷(かすや)はいよいよ平凡(へいぼん)な一獣医(じゅうい)と估券(こけん)が定(さだ)まってみると...
伊藤左千夫 「老獣医」
...青年に鎗込(やりこ)められると自己の估券(こけん)が下がる様に思って...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...估計縁(こけいいんえん)...
田中貢太郎 「続黄梁」
...彼のえらさを如実に估価(こか)するには...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...本当に十分に估価(こか)し玩味(がんみ)するためにはその後の三十年の体験が必要であったのである...
寺田寅彦 「科学に志す人へ」
...こだわりのない叙述の奥に隠れた純真なものがあらゆる批判や估価(こか)を超越して直接に人を動かすのではないかと思う...
寺田寅彦 「備忘録」
...重(おも)なる商估(しょうこ)の手によりて行われ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...然るに二十年後の今日に到っては日本全国ビーヤホールの名を掲げて酒を估(う)る店は一軒もなく...
永井荷風 「申訳」
...いづれにしてもこれが商估の手に渡つて...
永井荷風 「来訪者」
...それもあまり估券にかゝはるような気がして凝つと堪(こら)へた...
牧野信一 「女優」
...老母の手馴(てな)れのまぜめしがよく估(う)れた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...此小柬は書估文淵堂主人が所蔵の「花天月地」と題する巻子(くわんし)二軸の中にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今又一書估の齎し来るに会つて購(あがな)ひ求めたものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...川金は書籍の猶書估の手にあるものを買ひ戻して伊沢氏に還した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夏剳記及附録抄の版を書估(しよこ)に与ふ...
森鴎外 「大塩平八郎」
...パリイの書估(しょこ)との手に入(い)ってしまう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...估券(こけん)にかかわる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これは估券(こけん)にかかわるからな...
吉川英治 「源頼朝」
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