...重罪犯の夫婦が伝馬町(でんまちょう)の牢内へはいった事がある...
関根黙庵 「枯尾花」
...江戸伝馬町の獄に繋がれ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...寺男慶蔵は伝馬町(てんまちょう)御牢屋(おろうや)へ送られ...
永井荷風 「榎物語」
...「もと四谷の伝馬町にいた神尾主膳からの使でございますと言ってごらん...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから小伝馬町(こでんまちょう)...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...大伝馬町の佐久間家には大変な騒ぎが持上(もちあが)りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...伝馬町の牢破りがあったそうだな」「大猿をつれた子供だったと申します...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...この上は伝馬町に送って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...戸締りは伝馬町の大牢(たいろう)のように厳重だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...留吉が伝馬町の大牢と形容したのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小伝馬町(こでんまちょう)...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...小伝馬町(こでんまちょう)三丁目のうなぎやは(近三(きんさん))明治廿四...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...大伝馬町四丁目(この一町だけ通(とおり)はたご町)大丸呉服店にては一月一日表戸を半分おろして...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...後口小伝馬町(こてんまちょう)の牢屋敷...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...たいしたもんですな」「小鰭の鮨売を四十人……伝馬町(てんまちょう)の牢屋敷で鮨屋でもはじめますか」ひょろ松は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...近江屋(おうみや)という伝馬町の木綿問屋の末娘で...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...現在己の夫の無実の罪で江戸は伝馬町の大牢へつながれております...
正岡容 「寄席」
...「才次のやつは伝馬町へ移されたぜ」叺(かます)に詰めた牡蠣灰を...
山本周五郎 「さぶ」
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