...彼女の気持ちが彼に伝受されない...
...スピーカーから音楽が伝受される...
...電波が遠くまで伝受される...
...メッセージを伝受するために、コミュニケーション手段をよく考える必要がある...
...教育現場において、子供たちに経験を伝受することが大切だ...
...神話の伝受をなすこと...
高木敏雄 「比較神話学」
...木炭製法より鉄吹術を伝受すといふ...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...岡野ハ伝受ノコトハ皆々オレニ聞キ合ワセタ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「天台宗は昔は型の如く伝受いたしましたけれども...
中里介山 「法然行伝」
...替歌の伝受等(など)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...この話で思い出したは享保二十年板其碩(きせき)の『渡世身持談義』五、有徳上人の語に「しからばあまねく情知りの太夫と名を顕(あら)わさんがために身上(みあが)りしての間夫狂(まぶぐる)いとや、さもあらば親方も遣(や)り手も商い事の方便と合点して、強(あなが)ちに間夫をせき客の吟味はせまじき事なるに、様々の折檻(せっかん)を加うるはこれいかに、その上三ヶ津を始め諸国の色里に深間(ふかま)の男と廓(くるわ)を去り、また浮名立ててもその間夫の事思い切らぬ故に、年季の中にまた遠国の色里(いろざと)へ売りてやられ、あるいは廓より茶屋風呂屋(ふろや)の猿と変じて垢(あか)を掻(か)いて名を流す女郎あり、これ皆町の息子親の呼んで当てがう女房を嫌い、傾城(けいせい)に泥(なず)みて勘当受け、跡職(あとしき)を得取らずして紙子(かみこ)一重の境界となる類(たぐ)い、我身知らずの性悪(しょうわる)という者ならずや」、風呂屋の猿とは『嬉遊笑覧』九に、『一代女』五、一夜を銀六匁にて呼子鳥、これ伝受女なり、覚束(おぼつか)なくて尋ねけるに、風呂者を猿というなるべし...
南方熊楠 「十二支考」
...漢儒の注解はみな古(いにしえ)より伝受あり...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ただその活機を経た人格からのみ直接に伝受せられる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...面授面受によって正法の伝受せられるとき...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...不道(もの言わず)してしかも正法伝受の実を表現することはできる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...先仏の伝受なきやから...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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