例文・使い方一覧でみる「伝わってくる」の意味
スポンサーリンク...村の方からは太鼓囃（たいこばや）しをごく遠くで聞くような音がかすかにほがらかに伝わってくる... 
有島武郎 「フランセスの顔」
...遠方から地響（じひびき）の伝わってくる爆撃も夢うつつに...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...刻々と伝わってくる報告を取りあげ...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...向こうの声がこっちへ伝わってくるものだとわかった...
海野十三 「太平洋魔城」
...それは地底のはるかの下から伝わってくるのであって...
海野十三 「地中魔」
...椅子の中から伝わってくる鼓動は...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...その熱気は私にまでも伝わってくるのでございます...
橘外男 「蒲団」
...骨のしんまで伝わってくる底知れぬ冷さだった...
豊島与志雄 「丘の上」
...遠い太鼓の音が耳に伝わってくる...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...人の心に伝わってくる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...山を震わすような響きが伝わってくるのは...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...すると妾の心へは不安が倍加して伝わってくるので...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...大魚の力が伝わってくる...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...城中の窮乏ぶりが伝わってくるにつけて...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...あの白く輝く岳の奥から鄙びた不可思議な旋律が風に乗って伝わってくる...
松濤明 「春の遠山入り」
...この方面から次々と伝わってくることである...
柳田国男 「海上の道」
...私の枕もとに伝わってくるのであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...彼は自分の手に伝わってくる赤児の体温の...
山本周五郎 「初蕾」
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