...うちの伜は洋行してから食べ物が贅沢な方だが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...山西の母親は千束町(せんぞくちょう)の岩本の家へ来て伜(せがれ)がいなくなったと云った...
田中貢太郎 「水魔」
...「女房が死に伜が戦死してからは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...親一人子一人の伜を喪(うしな)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上書は跡取りの伜の名前――莊太郎殿――他見無用と斷つてあつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は此家の伜の傳四郎で御座います」「さうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――それは?」「私の伜でございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伜夫婦が川越在で百姓をしてゐるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一體誰が斯んな虐(むご)たらしい事を――」伜の練太郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...清次郎と全く同じ手口でやられましたよ」「誰が?」「棟梁の伜の辰の野郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...橋場の伊豆屋の伜(せがれ)が水死したというのか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...有名な珊瑚王の伜山木元吉が売却方を皇帝に依頼され...
久生十蘭 「魔都」
...長太郎という今年六つになる一粒種の伜がございます...
久生十蘭 「魔都」
...宿屋の伜が音頭を取ってやった事でさ...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...伜(せがれ)宇平の手でもなければ...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...魚市場の伜だすけに物は云わせません...
夢野久作 「近世快人伝」
...この伜への置き土産(みやげ)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...やはり郷士の伜(せがれ)の又八だけだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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