...再カンネーに会稽の恥を雪がずンばやまず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...会稽(かいけい)の令に任ぜられた...
田中貢太郎 「虎媛」
...会稽(かいけい)に万(ばん)という姓の男があった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...お前はこのことから会稽の恥をおもい敵人を怨むようなことがあってはならぬ...
中里介山 「法然行伝」
...捲土重来して会稽の恥を雪(すす)ごうと期したのは尤も至極の事である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その頃会稽に鳴かぬ鶏が有名であったらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...陶淵明の『捜神後記』上にいわく、会稽句章の民、張然、滞役して都にあり、年を経て帰り得ず、家に少婦ありついに奴と私通す、然都にありて一狗を養うに甚だ快し、烏竜と名づく、のち仮に帰る、奴、婦と然を謀殺せんと欲す、飯食を作り共に下に坐し食う...
南方熊楠 「十二支考」
...山野にかくれたりしてようやく会稽へたどり着いた...
吉川英治 「三国志」
...その時、会稽の太守は、王朗(おうろう)という者だった...
吉川英治 「三国志」
...会稽の王朗が見っともない媚(こ)びを呈せられようか...
吉川英治 「三国志」
...会稽(かいけい)城の兵は全軍にわたって乱れだした...
吉川英治 「三国志」
...こうして、会稽(かいけい)の城も、孫策の手に落ち、南方の地方はほとんど彼の統治下になびいたので、叔父、孫静を、会稽の城主に、腹心の君理(くんり)を、呉郡の太守に任じた...
吉川英治 「三国志」
...会稽の都尉を与えて帰らせた...
吉川英治 「三国志」
...会稽(かいけい)の徳潤(とくじゅん)...
吉川英治 「三国志」
...会稽(かいけい)の上虞(じょうぐ)というところに...
吉川英治 「三国志」
...――かくて越が積年の“会稽(かいけい)ノ辱(はじ)”をすすぎえたのは...
吉川英治 「私本太平記」
...会稽(かいけい)の恥をそそぐ日まで」誰か...
吉川英治 「源頼朝」
...禹が群神を会稽山に集めたとき...
和辻哲郎 「孔子」
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