...休まるる体(からだ)じゃなど悪口(あっこう)し...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...その翌(あ)くる日に僕は十分母の精神の休まる様に自分の心持を話して...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...彼にとって気の休まることにちがいなかった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...疲れた時など心が休まるし...
高村光太郎 「書をみるたのしさ」
...ご自分だって気が休まるわ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...心休まる日はなかった――ただの一日も...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...それで一體氣が休まるものだろうか? まったく...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...今日一日の氣の休まる時もない不自然な緊張が...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...俺の肩が休まるんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...少し疲れが休まると...
中島敦 「環礁」
...私はほとんど身体の休まる暇はなかったのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...あなたが気が休まるなら」「私が何者だか...
久生十蘭 「肌色の月」
...その間だけは何かと心の休まるのを覚えたのも事実だった...
堀辰雄 「菜穂子」
...あなたがお元気だと思うと何より気が休まる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...余りかっと眩ゆくないのも休まる心持です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...疲れた心やからだがどんなに休まるだろうと思い...
山本周五郎 「日本婦道記」
...眼だけでも瞑(つむ)っていれば休まるだろう...
横光利一 「花園の思想」
...疲れの休まる暇もありませんね...
横光利一 「旅愁」
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