...我謹厳なる委員諸公は僕等の命休するも泰然たらむは疑ふべからず...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...こうなっては万事休すだった...
海野十三 「地球盗難」
...さては警察自動車が発砲を始めたのかと、驚いて振向くと、アア万事休す、第二の自動車がパンクしたらしく、酔っぱらいの様によろめいている...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...その鉢の下に紙片があって「好く休する時を得て即ち好く休せよ...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...事こゝに到つては万事休す...
種田山頭火 「行乞記」
...もうだめだ、万事休す、遁れるに路(みち)がない...
田山花袋 「一兵卒」
...それで万事休すとなった...
久生十蘭 「川波」
...万事休すだぜ」「フォスタ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...万事休す矣...
正岡容 「小説 圓朝」
...そして外国貿易の喪失によって不要となった資本が遊休するものでないことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...揚茶店(けあげちやや)に休す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さりて智恩院に行き祇園の茶店中村屋に至て休す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...堀内庄兵衛の家に休す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...撫院河内屋藤右衛門といふものの家に小休す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...櫛屋太助の家に休す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もはや万事休すだ...
吉川英治 「三国志」
...何、大事はない」と、手綱を渡して、「戌の下刻までに、弥平治どのが、鷺山(さぎやま)からこれへ見えるはずだが――もし約束の時刻までにお見えなければ、万事は休すだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...弦(げん)を放っては万事休す...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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