...惚れられるまでは、まだ退屈でも我慢がなるが、惚れられたとなったら、もう万事休すだ...
芥川龍之介 「路上」
...そのときは万事休すといわなければならない...
海野十三 「西湖の屍人」
...さては警察自動車が発砲を始めたのかと、驚いて振向くと、アア万事休す、第二の自動車がパンクしたらしく、酔っぱらいの様によろめいている...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...休す」と心の中で大きく叫んだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...「乃公(おれ)はもう万事休すだ...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...事こゝに到つては万事休す...
種田山頭火 「行乞記」
...「万事休すだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...万事は休す! そこで...
中里介山 「大菩薩峠」
...父(ちゝ)は万事休すといふ体裁で...
夏目漱石 「それから」
...それが一旦くだんの堆積(やま)へなげこまれてしまったら万事休すで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...まったく万事休すである! 女が男に比べてどんなに弱々しく頼りないものであっても...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「万事休すだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...公表されたのは正午からロンドン駅の全線で列車が運休する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...万事休す! 最早...
正岡容 「吉原百人斬」
...六軒屋定兵衛の家に休す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...豆腐屋又六の家に休す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...小淵清右衛門の家に休す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万事休すと思った...
山本周五郎 「日本婦道記」
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