...根に近く伐るので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...老爺は重い斧を揮つて森の木を伐る...
石川啄木 「散文詩」
...「今日この社寺の樹木をどんどん伐るということをやる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...其木を伐ると云ふことに付いても大層御話がございますが夫は木を伐つたと一口に云ふ...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...……竹を伐る――伐られる竹――葉のそよぎ――倒されて枝をおろされて...
種田山頭火 「其中日記」
...「伐ることにしよう...
豊島与志雄 「古木」
...おれたちは、ここを伐れといえば、ここを伐るし、あすこを削れといえば、あすこを削る、おゆるし通りに仕事をしている分のことだぜ」そこで七兵衛は沈黙してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...鉈とりて竹を伐るむらどりの塒竹むら下照りてにほふ柿の木散りにけるかも二十七日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...ほしいままに搦みつく雲を伐るから...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...鋸で幹を伐る音をきかせ...
長谷川時雨 「春宵戲語」
...樹木を伐るだけでは...
林芙美子 「浮雲」
......
前田普羅 「普羅句集」
...鉢の木の梅松桜を伐りたる面影を留(とど)めて夏季の藜を伐るに転用したる処既に多少の厭味があるやうに思ふ...
正岡子規 「病牀六尺」
...木を伐る者この樹を見ればすなわちこれを避く...
南方熊楠 「十二支考」
...ブロア附近にキリストの父が木を伐る時出した声...
南方熊楠 「十二支考」
...5200わたしどもは木を伐るのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...出入先で納屋を作るのに邪魔だから伐るといふのを四圓五十錢で買つて...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...桜は伐るな...
吉川英治 「新書太閤記」
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