...……□麦田花菜田長い長い汽車が通る霞の中を友の方へいそぐ霞のあなたで樹を伐る音をさせてゐる水音を踏んで立ちあがる晴れて風ふく銅像がある・早泊りして蘭竹の風が見える(改作)ひさ/″\きて波音のさくら花ざかり(隣船寺)四月十九日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...そして密(マヽ)柑があつて(白船居)どうやら霽れさうな松のみどり沖から白帆の霽れてくる埋立地のそここゝ咲いてゐる頬かむりして夏めく風にそよいでる棕櫚竹の一本を伐る西瓜とパヽイヤとさて何を添へようか(白船居)春蘭そうして新聞むつまじく白髪となつてゐられる□星も見えない旅をつゞけてゐる□・岩へふんどし干してをいて・若葉のしづくで笠のしづくでよく話した...
種田山頭火 「行乞記」
...・うれしいたよりもかなしいたよりも春の雪ふる・けふも木を伐る音がしづかな山のいろ三月十七日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...伐るより外はないでしょう...
豊島与志雄 「古木」
...おれたちは、ここを伐れといえば、ここを伐るし、あすこを削れといえば、あすこを削る、おゆるし通りに仕事をしている分のことだぜ」そこで七兵衛は沈黙してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「誰がこの樹木を伐ることを許したのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで、おれが、あわてて、これこれ岡野、松はういもの辛(つら)いものというから、松を憎がるのはいいが、その松は世間並みの松と違って、公儀御堀の松だぜ、一枝(いっし)を伐(き)らば一指(いっし)を切るというようなことになるぜ、めっそう重い処刑に会うんだぜ、それがいやだから、みんな松は憎いけれども、伐るのが怖い、よって今まで、こうして人命殺傷をほしいままにしつつのさばっているのだ、君にしてからが、めっそうなことをすると、前途有為の身体(からだ)に縄がかかるぜ、と言って聞かせると、岡野が、「なあに、お咎(とが)めがあるならばあれ、いやしくも人命を奪う植物をそのままには差置けぬ、罪はおれが着るから、貴様も手伝え」と言うから、よし来た! と刀を抜いて、枝をブチ切ってしまったよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...鉈とりて竹を伐るむらどりの塒竹むら下照りてにほふ柿の木散りにけるかも二十七日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...ほしいままに搦みつく雲を伐るから...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
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前田普羅 「普羅句集」
...払わずば社殿を焼き払い神木を伐るべしと逼(せま)られ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...数百年して乱世中人が木を伐るひまなきゆえ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
...山林を自由に伐ることができなくなった木地屋は...
柳田国男 「故郷七十年」
...出入先で納屋を作るのに邪魔だから伐るといふのを四圓五十錢で買つて...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...桜を伐るのは、樹のために悪いというが、梅は伐るほどいいといわれ、それに南枝、東枝、やたらに伸びるので、よく伐られる...
吉川英治 「梅ちらほら」
...どれを伐るのかと見まわしていた...
吉川英治 「親鸞」
...その桑が普通見る樣に年々に根もとから伐るのでなく...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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