...根に近く伐るので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...之に依て此木を伐るに、毎夜伐る所の木、本の如く成り、尽ること無し...
高木敏雄 「比較神話学」
...……□麦田花菜田長い長い汽車が通る霞の中を友の方へいそぐ霞のあなたで樹を伐る音をさせてゐる水音を踏んで立ちあがる晴れて風ふく銅像がある・早泊りして蘭竹の風が見える(改作)ひさ/″\きて波音のさくら花ざかり(隣船寺)四月十九日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...「伐ることにしよう...
豊島与志雄 「古木」
...おれたちは、ここを伐れといえば、ここを伐るし、あすこを削れといえば、あすこを削る、おゆるし通りに仕事をしている分のことだぜ」そこで七兵衛は沈黙してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...姻戚のものとも諮って家を掩いかぶせた其の竹や欅を伐ることにした...
長塚節 「太十と其犬」
...櫟林は薪に伐るのが目的なので団栗のなるまで捨てゝ置くのは一つもない...
長塚節 「隣室の客」
...ほしいままに搦みつく雲を伐るから...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...鋸で幹を伐る音をきかせ...
長谷川時雨 「春宵戲語」
...樹木を伐るだけでは...
林芙美子 「浮雲」
...また天宝中巴人(はじん)太白廟前の大松を伐る...
南方熊楠 「十二支考」
...ブロア附近にキリストの父が木を伐る時出した声...
南方熊楠 「十二支考」
...5200わたしどもは木を伐るのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...山林を自由に伐ることができなくなった木地屋は...
柳田国男 「故郷七十年」
...ある淵の上なる山にて樹を伐るとて...
柳田国男 「遠野物語」
...出入先で納屋を作るのに邪魔だから伐るといふのを四圓五十錢で買つて...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...桜を伐るのは、樹のために悪いというが、梅は伐るほどいいといわれ、それに南枝、東枝、やたらに伸びるので、よく伐られる...
吉川英治 「梅ちらほら」
...どれを伐るのかと見まわしていた...
吉川英治 「親鸞」
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