...もっともっと秘密が伏在(ふくざい)しているのであろう...
海野十三 「蠅男」
...その根本には民族的競争が伏在するのである...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...何かその間に事情が伏在(ふくざい)するようでもある...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...觀念なる語に兩義性が伏在すると...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...観念なる語に両義性が伏在すると...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかしこの物の形の基礎には立体的正多面体の基本定型が伏在していて...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...これは何か吾人の夢想しないような新しい事柄がその間に伏在している証拠であって...
寺田寅彦 「物理学の応用について」
...実はまず初めに自然弁証法と史的唯物論とが何等かの過程を通じて(ここにも亦同じ形の問題が伏在しているが)...
戸坂潤 「科学論」
...そしてそこに多くの伏在した弱点もあるのだが...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...同重役と神兵隊との間に意外な関係が伏在していることが発見されることとなった為である...
戸坂潤 「社会時評」
...ここに伏在する疑問は...
戸坂潤 「生産を目標とする科学」
...統制下の思想の宣伝は寧ろラジオ講演などの伏在した目的であるように見える...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...他に発見する事の出来ないデリケートな美くしさが伏在しているのでしょう...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...禍機の伏在するの地...
日野強 「新疆所感」
...同岩形氏の横死の裏面に重大なる犯罪の伏在しおるを認め...
夢野久作 「暗黒公使」
...当時江戸のどこかにも伏在していたに違いはなく...
吉川英治 「江戸三国志」
...何が最も大きく伏在しているかといえば...
吉川英治 「新書太閤記」
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