...さはれ、老驥櫪に伏す...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...其処(そこ)に禍機(かき)が潜伏するのである...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...アイアース彼の帶射て影長き 615槍に下腹部貫ぬけば地響なしてどうと伏す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その上に泣き伏すだろうことを今からちゃんと承知しているが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...直ちに降伏することは出来ない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...丁度、その時、老公の顔と、名越の顔とが合ったので、名越が、平伏する...
直木三十五 「南国太平記」
...ひれ伏す罪人のように...
直木三十五 「南国太平記」
...しかし、獣どもは己の声を聞いて、唯(ただ)、懼(おそ)れ、ひれ伏すばかり...
中島敦 「山月記」
...あれを見たまえ」と圭さんが幾重(いくえ)となく起伏する青い草の海を指(さ)す...
夏目漱石 「二百十日」
...板敷のうえに平伏する猫間犬丸の塙三郎丸の手をとって...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...波のようにゆるく起伏する大雪原を縁(ふち)取りした...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「われ降伏す...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...かくれ伏す猪を嗅ぎ出す犬よりもさとく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お絹は寄って母親の胸に泣き伏す...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...狂気のような養策、泣き伏す看護婦、警察の人々、親類縁者、近所の人々、診察に来る患者などがゴッタ返した...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...威令には伏するが...
吉川英治 「大岡越前」
...山の中で日が暮れそうでござるぞ」「たまには山に伏すのも一興でござりましょう」「しかし...
吉川英治 「剣難女難」
...ほかはすべて西北(いぬい)にあたる山中に埋伏するように...
吉川英治 「三国志」
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