...其起伏の樣が又一段と面白い...
石川啄木 「漂泊」
...伏せた姿勢のまま...
梅崎春生 「桜島」
...三伏(さんふく)の旱(ひでり)にも乾(かわ)く事なき清流水(せいりうすゐ)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...さはら木(ぎ)は腕(かひな)だるげに伏(ふ)し沈(しづ)み...
薄田淳介 「白羊宮」
...例へば夢の中に伏床(ふしど)を拔け出でて終夜(よもすがら)山(やま)の巓(いたゞき)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...私たちの誰かが彼女を押し伏せた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...一ヶ所は多勢潜伏いたし居り...
中里介山 「大菩薩峠」
...また急にその眼を伏せてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...盆に伏せたばかりの茶碗が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...両側あるいは地下に潜伏(せんぷく)せる危険もまた多い...
新渡戸稲造 「自警録」
...攝津高槻の大學農場へ東伏見伯と一緒に行つた時...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...そして砂に顔を伏せた...
牧野信一 「渚」
...――そんな全速力の馬の背に伏して...
牧野信一 「変装綺譚」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...仏目蓮(もくれん)をして二竜を調伏せしめた(『根本説一切有部毘奈耶』四四)...
南方熊楠 「十二支考」
...孔明不覚にもそれがしの降伏を深く信じて...
吉川英治 「三国志」
...伏兵の狙撃(そげき)をあびて...
吉川英治 「新書太閤記」
...おそろしく敏感に伏見の城へ聞えて来るらしい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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