...その思想と伎倆(ぎりょう)の最も円熟した時...
有島武郎 「二つの道」
...ふしあわせにその方の伎倆は私にはありませぬから...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...伎倆のすぐれてゐる割合に...
薄田泣菫 「価」
...しかしそれを不自然でなく言へるほどの伎倆をもつてゐたのである...
太宰治 「道化の華」
...弁護士の伎倆の中で一番目立ち一番必要なものの一つであるところの...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...なかなか伎倆(はたらき)もんなんだ...
徳田秋声 「新世帯」
...むしろそんな伎倆(はたらき)のない方が...
徳田秋声 「爛」
...大抵立憲大臣としての伎倆なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其伎倆彼れに優るもの必ずしも之れなきに非らじ而も學堂の如く功名心に富み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...個人の伎倆に重きを置かざるがゆゑに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...我にさる伎倆なし...
内藤湖南 「寧樂」
...全く東風君独特の伎倆で敬々服々の至りだ」としきりに正直な人をまぜ返して喜んでいる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...彼が『万葉』を学んで比較的善(よ)くこれを模し得たる伎倆(ぎりょう)はわが第二に賞揚せんとするところなり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...十三番の右は景色画でしかも文鳳特得の伎倆(ぎりょう)を現はして居る...
正岡子規 「病牀六尺」
...とにかくこれらを標準として翁の伎倆を評する人があるならば大なる寃罪(えんざい)を翁に加へるものである...
正岡子規 「病牀六尺」
...斯くまで描上げた柏の伎倆に私は感嘆した...
松本泰 「日蔭の街」
...創作家としての伎倆少し読んだばかりである...
森鴎外 「夏目漱石論」
...しかし本来が確かな伎倆が底に光っていての業ですから...
山本笑月 「明治世相百話」
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