...一国だけで世界の大勢に伍して進み得る時代は過ぎ去った...
石原莞爾 「戦争史大観」
...無頼の徒の間に伍して暮さうといふのである...
小穴隆一 「二つの繪」
...そうして京都言葉で喋々(ちょうちょう)と喋り立てる老若男女に伍して一服の抹茶をすするのであった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...カストリ家の先祖はマルセーユの太守でありながらケイル・エド・デインなどに伍して地中海を荒しまわった海賊で...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...あなたと一しよに出發した詩人らがほとんど全部落伍してしまつてゐる今日...
堀辰雄 「室生さんへの手紙」
...その辺を上の空で一回りしてから再び行列に伍して箱の中へ入り...
牧野信一 「日本橋」
...通商または戦争の関係にある国に伍して富と力とにおけるその地位を十分維持するに足る人口を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自然にかいた作品が今日らしいいろいろなものの中に伍してあつめられ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...読んで海外作品と伍して遜色がないと思うなら...
森下雨村 「三十六年前」
...しかし何ものの間に伍しても...
柳宗悦 「民藝四十年」
...西洋料理は外国のどの国の一流料理と伍しても劣らない...
横光利一 「我等と日本」
...どしどし踏みつぶされ、落伍してゆく...
吉川英治 「上杉謙信」
...智者の間に伍しては...
吉川英治 「三国志」
...しかも一万の残兵も、その三分の一は、深傷(ふかで)や浅傷(あさで)を負い、続々、落伍してしまう...
吉川英治 「三国志」
...対岸から出迎えにきた数十艘の快舟(はやぶね)のうちへ伍して去った...
吉川英治 「三国志」
...いつのまにか落伍していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...池田勝三郎の隊に伍して転戦していたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...当代の武将に伍しても...
吉川英治 「新書太閤記」
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