...彼は伊達者で、見た目に反して実は頭がいい...
...あの人は伊達者だから、言葉だけで信用しない方がいいよ...
...彼女は伊達者な美人で、男性からは人気が高い...
...嘘つきで伊達者の男に騙された経験がある...
...伊達者な振る舞いをしても、中身が伴っていないと誰からも信用されない...
...白いマフラーを伊達者(だてしゃ)らしく纏(まと)えば纏うほど...
梅崎春生 「桜島」
...傲慢で伊達者な潜勢力を押さえて...
谷譲次 「踊る地平線」
...鳥打帽をかぶって首に派手な布を巻いた波止場の伊達者...
谷譲次 「踊る地平線」
...むしろ伊達者の服裝に近かったのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...Y君が紹介してくれた街の伊達者某君は...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...そのマホー(スペインの伊達者(だてしゃ))をめかしやと言い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...伊達者(だてしゃ)は通らぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...髪をぺったりわけたジョオジ・ラフトのような伊達者やアルベエル・プレエジャンばりのよっぱらいやアネスト・タレンスのような暴漢が...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...事實伊達者(だてしや)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすが下谷で何番と言はれる伊達者(だてしや)だけのことはあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下谷(したや)一番の伊達者(だてしゃ)――その唄は彼女の娘時代にあてはめる事が出来る...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...ホテル第一の伊達者(ダンディ)の越智氏も...
久生十蘭 「キャラコさん」
...頤髯をちょっぴりはやした伊達者(だてもの)を描いたもので...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...めかしたてゝ意氣(いき)な伊達者(だてしや)だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼は忽ちだらしのない伊達者になつてゐるかのやうな夢に駆られた...
牧野信一 「小川の流れ」
...ぼんやりしてゐるどころか仲々何うして見上げた伊達者(ダンデイ)だぞ! と私は思つた...
牧野信一 「競馬の日」
...このことが返つて町の伊達者達の人気を呼んで...
牧野信一 「山彦の街」
...「伊達者(だてしゃ)の中にまた一倍の伊達者が加わった」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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