...一も二もなく否決に雷同するが如き代議士は国家の不為と奉存候間今回は是非共実業に慧敏なる沈着家を御撰出相成様尽力被下度為国家奉企望候頓首...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その区々たる手続き儀式が企望と現実の間に越ゆべからざる障壁として立てるを覚えざるあたわざりき...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...嗚呼(をこ)がましけれど雪三(せつざう)が生涯(しやうがい)の企望(のぞみ)はお前(まへ)さま御(ご)一身(しん)の御幸福(ごかうふく)ばかりと...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...以(もっ)て日本全社会の根底より面目を改めんと試みたるその企望は...
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」
...旧藩地に私立の学校を設(もうく)るは余輩(よはい)の多年企望(きぼう)するところにして...
福沢諭吉 「旧藩情」
...これを企望(きぼう)すること切(せつ)なれども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...その趣(おもむき)は走獣(そうじゅう)あえて飛鳥(ひちょう)の便利を企望(きぼう)せざる者のごとし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...余輩の懇々(こんこん)企望(きぼう)するところなり...
福沢諭吉 「旧藩情」
...ただ企望(きぼう)する所は...
福沢諭吉 「教育の事」
...ただ社会の騒動を企望(きぼう)して変を好み...
福沢諭吉 「教育の目的」
...しきりに世の多事を好み騒動を企望して余念なかりし血気の士人に非ずや...
福沢諭吉 「教育の目的」
...然りと雖ども國會の一擧以て民權の伸暢を企望し...
福沢諭吉 「帝室論」
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