...倉地と三人で勝手な陰謀を企てるがいい...
有島武郎 「或る女」
...日本風*に着物を着ようと企てる場合を思い出して...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...悪心を起して横領を企てるに至った...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...敵が逃亡を企てるや忽ちその行動を開始しなくてはならぬ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...そのひとは世にも恐ろしい或るひとつの小説をこっそり企てる...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...却って初めて三者の間の相関的な交互の動的連関を捉えることを企てる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...云わば学問の歴史的分類を企てる場合を指す...
戸坂潤 「科学方法論」
...之に接近しようと企てるものが少くない(H・T・バックルの歴史学...
戸坂潤 「科学論」
...少し筋の通った評論を企てる時には全く愚にもつかぬ評論家に堕するという事実は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...勝つたものも敗けたものも朝廷に對して叛亂を企てる意思がなかつたといふことが明白になつた以上は...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...自然にそむいた没分暁(ぼつぶんぎょう)の事を企てるのとは質(たち)が違う...
夏目漱石 「三四郎」
...支店長の言葉を素早くつかみ取ることだけしかやってはいないのだった――ご案内いただいてこの見物を企てることを非常によろこんでいるが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...大藩に倚(よ)って謀叛でも企てるようなことになれば...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...破壞を企てる人間の行爲は即ち自然の力である...
平出修 「計畫」
...なかんずく投下資本に比して過大の土地を耕作しようと企てるので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それを使用変更しようと企てる者の言い分との間には...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今民藝美術館を企てるに至って...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自然と人間とを超越しようと企てるインド風の生活を題材としているにかかわらず...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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