...拓本が持つ此強い聯想は到底寫眞の企て及ぶところでない...
會津八一 「拓本の話」
...遂に北海道移住を企てたり...
高村光太郎 「智恵子抄」
...津軽旅行を企てた...
太宰治 「十五年間」
...明治三十二年間牒を村に派出し良民を勧めて巨額の村債を負ハしめ土地田畑の価を下落せしむる事を謀りて漸村民を貧弱ならしめ以て全村を奪掠せんことを企てたるを第二着とし...
田中正造 「非常歎願書」
...私の企ての動機を理解せられました場合...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...国民道徳として固定化されようと企てられた...
戸坂潤 「思想としての文学」
...言論界統制の名の下に言論抑圧を企てようとするこの関係を...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...価値を倒壊させようと企てたからと云って...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...やがては人類の世界の世界的幸福を企てることができるのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そんな馬鹿馬鹿しい事を一度も企てた事がない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...寒中数回登山を企て...
野中到 「寒中滞岳記」
...生の部分的彌縫的改修の企てが擲たれて...
波多野精一 「時と永遠」
...おそらくはそれに対する身代金を要求せんと企てたるもの」――は...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...しかしてこの企てには見事に成功し...
浜尾四郎 「死者の権利」
...劇薬を呑んで自殺を企てたのである...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...隣縣の者が近い中に乘合馬車をこの近所の國道へ通さうと企てゝゐるさうである...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...そうして謀叛の企てを逐一白状していると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ということをも証明しようと企てた...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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