...四十年を費して貴様に復讐を企てたことが何よりの証拠ではないか...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...関川で再挙を企て又成らず...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...又それを企ててはならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...応用・延長・しようという企ては...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そうした故意の又無意識の企てを有つのだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...今その板画を見るに北寿は直接に和蘭陀画の影響を受け西洋風の遠近法と設色法と時には光線をも木板摺(もくはんずり)の上に転化応用せんと企てたる画工なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...自分から自分の感情に復讐を企てやうとする時で...
永井荷風 「花より雨に」
...企てた炭坑の探検も...
中里介山 「大菩薩峠」
...津田生が飛行機の発明を企てるに至った最初の動機というものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...不都合ななすべからざる行為を企てでもしているように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...普通人の容易に企て及ばぬ多くの発明創意をも能くし得たのである...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...むろん私は掠奪や殺人や放火を企てそして公共の安寧のいつはれる楯にかくれて最も卑しい利己的な目的をねらつてゐる革命の輩の味方ではない...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...王太后様から御自分の命にかかわる企てがめぐらされている由を告げられたのみならず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...盗賊は自分の邪悪な企ての実行を邪魔するもろもろの危険困難を乗越えたいと神助を乞い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だが、その企ては、義龍のほうで逸(いち)はやく知ってしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...『どうじゃな、貴様の心底(しんてい)は』清音は、彼の為に、又とない機会と、この企てを、欣んでいうのであった...
吉川英治 「山浦清麿」
...折角企てた永旅もまたイヤになつて東京へ引返して來...
若山牧水 「樹木とその葉」
...インカは前と同じようにそういう企てのあり得べからざることを弁明したが...
和辻哲郎 「鎖国」
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