...即ち「学生」と云うこの社会機構の承認されたる一環を以て自ら任じる限り...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...世論は自分の任じる処のかの普遍性・一般性を獲得するために...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...彼が自らディレッタントを以て任じるのも(之については後で)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...このように先験的意識の論理的機能に専ら任じるものはカントの諸範疇なのである...
戸坂潤 「辞典」
...でやがて彼はみずからマルクス主義者を以て任じることになった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...こういう「精神的」な肉体主義式体験の専門家又は愛好者を以て自ら任じる人々が...
戸坂潤 「読書法」
...国家が法的に保護の責に任じるという...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...必ずしもその証明の(或いは寧ろ説明の)責に任じる必要はないかのようである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...忠臣を以て任じるこの国民は...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...忠臣を以て任じるこの国民は...
柳宗悦 「民藝四十年」
...金持が大茶人を以て任じるほどおかしなことはない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...藩の吏をもつて任じる彼の手には...
吉川英治 「折々の記」
...武勇奉公を任じる軍人だ...
吉川英治 「三国志」
...さらに総軍の後方目付を任じるなどの用意を見ても...
吉川英治 「私本太平記」
...天数人命、宇宙のふしぎな配置を、かりに天意とよぶならば、天意は、その時代に応じて英雄をつくり、その器量に応じて、任じる使命を、局限(きょくげん)しているようである...
吉川英治 「新書太閤記」
...武松は今日から都頭に任じるぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また日頃我武者をもって任じる三浦義連も――凝然と下を見ているだけだった...
吉川英治 「源頼朝」
...いやしくも天下の兵法所をもって任じる吉岡道場の名折れだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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玉虫色 機嫌を損ねないように 拿
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