...彼は人間の代表者ではなくて仲間外れである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...そういう時は何時も仲間外れをしていたが...
高村光太郎 「回想録」
...一人だけ仲間外れをしているなんて妙じゃないの」私はぐるりと向き直って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...これはてつきり源太めが仲間外れにされて...
田山録弥 「花束」
...独身者は悲惨(みじめ)な仲間外れで...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...独りぼっちの仲間外れの観があった...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...そして自分一人が仲間外れの不用な人間のように思われてきた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...我々を何んと心得て仲間外れにするのだ」「飛んでもない――あ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我々をなんと心得て仲間外れにするのだ」「とんでもない――あ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大佐を仲間外れにして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ほかの子供たちからは仲間外れなんだろう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...仲間外れに對する漫罵に類するものが多かつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...全員一致で仲間外れにされたのである...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...話が早わかりせぬと云って算盤(そろばん)を取るものを仲間外れにした...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...忽ち仲間外れにされそうな広告である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...「何だ貴様たちは! おれを仲間外れにして音楽会をやるなんて失敬なやつだ...
夢野久作 「がちゃがちゃ」
...仲間外れの抜け漁業(ドン)ばっかりを検挙させよるから...
夢野久作 「爆弾太平記」
...そういう者は仲間外れとして追い出してしまえ――と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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