...迷信家の仲間入りをしてはならない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...「君等(きみたち)のやうな壮士の仲間入りは感服しないナ...
内田魯庵 「貧書生」
...若宮のところへ仲間入りをさせてもらうことはできんか...
大杉栄 「獄中消息」
...彼も華族の仲間入りしたのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...森山啓(後の二人の詩人兼評論家は最近「作家」の仲間入りをしたとも云うことが出来よう)...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...あなたはどうして天使のお仲間入りをしたの! わたしそれ一つだけは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いま仲間入りがしたいというのかもしれないじゃないか」「ふむ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...これだけ物事が見えると拙者も岡つ引の仲間入りが出來るだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...むつまじく静粛に主婦の留守中に、子供を大声でとがめたり、朋輩(ほうばい)同士いがみあったりすることは、もちろん決してしてはならないことですが、さりとてあまり調子づいて、子供と一緒にかけまわったり、笑ったりしゃべったり、大さわぎをしているので、いつもは真面目な顔をして、ご用を聞いている、八百屋(やおや)や万屋(よろずや)までも、仲間入りをして、一そうに笑いくずれているために、玄関に案内の声のあるのも耳にはいらず、ようようそれと気がついて出てきた女中の、ただいまは皆留守でございますなどというと、お客様はどんなに不満にお思いになることだろう...
羽仁もと子 「女中訓」
...二三度そんな若い僕たちの仲間入りをして一しょに談笑せられていた芥川さんがすこし酔い加減になってそういう女達を見まわしながらふいと思い出されたように僕の耳にささやかれたその〈Sois belle, Sois triste〉という言葉だのが……それはボオドレエルの一行でした...
堀辰雄 「「美しかれ、悲しかれ」」
...私も彼等の仲間入りがしたくて...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...つい仲間入りをして...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...俺も一杯仲間入りをさせて貰はうか...
牧野信一 「裸虫抄」
...かれの仲間入りをゆるし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...何も無下(むげ)に仲間入りをお断りするわけじゃない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かりそめにも賊の仲間入りしようなどとは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ひとつてまえも諸天狗の仲間入りをして...
吉川英治 「源頼朝」
...胴間声の歌の仲間入りでもして...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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