...仲間はずれの位置に立っている彼だった...
犬田卯 「橋の上」
...多少の見識あるものは当時の作者の仲間入りを欲しなかったのみならず作者からもまた仲間はずれにされたのである...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...私を軽蔑して仲間はずれにしようとなさる...
太宰治 「新釈諸国噺」
...仲間はずれでも、よろしい...
太宰治 「正義と微笑」
...仲間はずれになっている...
田中英光 「オリンポスの果実」
...仲間はずれになりたくないばかりに...
壺井栄 「二十四の瞳」
...世界の仲間はずれになったということにどんな意味があるか...
壺井栄 「二十四の瞳」
...アイヌの夏 sak は以上とは仲間はずれであるが...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...仲間はずれの佗(わび)しさといったようなものを感じているらしかった...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...仲間はずれにされ通して来た...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...仲間はずれのような真似をすると...
久生十蘭 「生霊」
...仲間はずれですか...
久生十蘭 「魔都」
...去年のように私たちに仲間はずれにされながらも...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...澤だけは仲間はずれで...
水上滝太郎 「九月一日」
...自分だけが人間の仲間はずれをしているかと疑わざることを得ないことになった...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...自分は到底人間の仲間はずれたることを免れないかも知れないと思った...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...僕は仲間はずれである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...脳に傷をうけ仲間はずれにされていたあの家鴨に...
山川方夫 「博士の目」
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