...間もなく二人は兄弟のように仲好くなりました」と云いながら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...とうとう二人でこうして仲好くしているのです...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「連城」
...何故(なぜ)喧嘩(けんか)が起らないのだろう? 昨夜もあんなに四人の男は仲好(なかよ)くふざけていたじゃないか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...リヽーはすつかり品子と仲好しになつてしまつて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...そないいうてもその何とかはんいう人とばっかり仲好うせん方がよろしおまっしゃないか...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...あんたと仲好うなったことちゃあんと話したあるわ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...園子かてその方が本望ですやろ」「そしたら三人仲好うして行きまひょなあ」と...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...向うからかねて仲好くしてゐるこの町の照子といふ娘が...
田山録弥 「百合子」
...仲好(なかよ)しになったんだから...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...食堂係の若者でフィリップという仲好(なかよ)しがいた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...食べる中(うち)だけ仲好くしようや...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...子供の時からの仲好しですもの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お秀と仲好しで、向柳原(むこうやなぎわら)の油屋の娘お勢という十九になる可愛いのが、少しでも早く行って、お秀さんに手伝って上げようと思ったばかりに、うっかり傘を忘れて飛び出し、柳橋の手前であの大夕立に逢ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...姉妹みたいに仲好しなんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこで二人はすつかり仲好しになり...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...中村と大の仲好しで...
堀辰雄 「Ein Zwei Drei」
...甚次さんとは仲好くして貰うて居た...
三好十郎 「妻恋行」
...それ故絶えず一番屋敷と仲好くなった私が屋敷の邪魔もまた自然に誰より一番し続けているわけにもなっているのだ...
横光利一 「機械」
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