...目もはるなる眺め仲々に捨てがたく...
石川啄木 「閑天地」
...仲間のなかにはたしかにその事実のあることを主張するものもあるが...
上田広 「指導物語」
...入谷住ひの碧童が(仲丙が篆刻家としての號...
小穴隆一 「二つの繪」
...仲のよかつた友達や...
薄田泣菫 「茶話」
...陸(おか)には仲間がおって見張をしておりますから...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...なにとぞ御夫婦仲がおんむつまじくまいりますように...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...運悪く仲裁でもしなければならないやうになつては困るので早々湯屋へゆき...
種田山頭火 「行乞記」
...アイヌの夏 sak は以上とは仲間はずれであるが...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...仲間(ちゅうげん)につれられて娘が一人入ったろう」「ふん...
中里介山 「大菩薩峠」
...堅氣の方(かた)が身を落したのは仲間の定法で元の名前は申上げられません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三十年來の市五郎と安右衞門の仲違ひも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...店に引取って面倒を見て居ります」「岩三郎さんを怨む筋でもあったのかな」「弟とは大の仲よしで――それに病身のせいもあって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仲間のあいだで金を融通しあうのと同様で...
久生十蘭 「虹の橋」
...仲良くやれんわけはないと思うがなあ?北村 やっぱり...
三好十郎 「その人を知らず」
...家従達の仲間に、銀林と云う針医がいて、折々彼等の詰所に来て話していた...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...または金吾との仲を裂かれて口惜しいと思っているのか...
吉川英治 「江戸三国志」
...同じ仲間の十常侍郭勝(かくしょう)だともいわれているし...
吉川英治 「三国志」
...「貴公は、孔明と仲達と、いずれが優(すぐ)れた英才と思うか」「さあ? どちらともいえないが、敵ながら孔明が少しすぐれておりはせぬかな?」「しかし、こんどの作戦などは、孔明より仲達のほうが、鋭い所を観ているようだ...
吉川英治 「三国志」
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