...近く朝日嶽を仰ぐ...
大町桂月 「妙義山の五日」
...仰ぐべきかな慈覺大師...
大町桂月 「遊羽雜感」
...橋裏を皆打仰ぐ涼舟(すずみぶね)大正十五年七月古書の文字生きて這(は)ふかや灯取虫(ひとりむし)威儀の僧扇で払ふ灯取虫大正十五年七月草がくれ麗玉秘めし清水かな大正十五年八月五日 発行所例会...
高浜虚子 「五百句」
...夕日まぶしい銅像を仰ぐ涸れはてゝ沼底の藻草となつてしまつて波の音たえずしてふる郷遠し波音遠くなり近くなり余命いくばくぞお茶を下さる真黒な手で青島即事・白浪おしよせてくる虫の声十月一日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...それらを処理するために別に裁判を仰ぐというほどの事件でもなさそうである...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...しかしこれらの点についてはむしろ本誌の読者の側から示教を仰ぐべきであろう...
寺田寅彦 「鴫突き」
...甲板に立って帆柱の尖(さき)に仰ぐ星...
寺田寅彦 「星」
...これらはただ名義上トルコ国を宗国と仰ぐのみにてほとんど独立の邦国に均(ひと)しく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...もし今日よりしてかの封建世界の訓言たるいかなる場合にても決して一国生活の必要を他に仰ぐべからずという固陋(ころう)なる悪習を去り...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...今でも我々の仰ぐオリオン星やシリウス星を頼りに...
中島敦 「環礁」
...より大方の批正を仰ぐことにしたわけである...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...あたかも天を仰ぐような恰好で...
森律子 「三度會つた巡査」
...朝廷を仰ぐにも、帝位についての観念も、この大陸の民は黄龍鳳凰を考えるのと同じぐらいなものしか抱いていなかった...
吉川英治 「三国志」
...久しぶりに春の天日を仰ぐような心地です」と...
吉川英治 「三国志」
...鎌倉の“断”を仰ぐに至ったわけだが...
吉川英治 「私本太平記」
...その人々の仰ぐ父と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...楠公の碑を仰ぐと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...――上とは? と疑うように清盛の顔を仰ぐと...
吉川英治 「源頼朝」
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