例文・使い方一覧でみる「仮綴じ」の意味
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...「何?」兵部の娘が落ちつきはらって、わきめもふらずに絵を見ているものですから、茂太郎が傍へ寄って来てのぞきこむと、「ずいぶん、いろんな絵があるから、すっかり、見てしまおうと思って」なるほど、一枚描きの絵や、仮綴じの画帖や、絵巻や、まくりものが、あたり一面に散らかしてあって、室の一隅の草刈籠(くさかりかご)は、大塔宮(だいとうのみや)がただいまこの中から御脱出になったままのように、書き物が溢(あふ)れ出している... 
中里介山 「大菩薩峠」
「仮綴じ」の書き方・書き順
いろんなフォントで「仮綴じ」
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