...杉皮葺(すぎかわぶき)の仮屋根の下に墨黒々と「彰忠(しょうちゅう)」の二大字を書いた板額(いたがく)が掲(かか)って居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...まだ仮屋にいる間に宇津木兵馬だけは引離れてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お仮屋に御霊遷がおえたころには...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...急いでこの仮屋の道を花園に紛れるようになさるが好い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...仮屋全体の火事になりそうだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...薩隅の御仮屋は多くは小高い形勝を占め...
柳田國男 「地名の研究」
...セエヌ河の下流の左岸の空地(くうち)に細長い粗末な仮屋(かりや)を建てて千七百点からの出品が陳(なら)べてある...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...仮屋のうちへかくれてしまった...
吉川英治 「上杉謙信」
...将士の笑いさざめきなどが洩(も)れてくる――家康のいる仮屋は...
吉川英治 「剣の四君子」
...そして奥まった仮屋の一室に聞える人々の気配をそれと察して...
吉川英治 「剣の四君子」
...仮屋のなかへ駈け込んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...「殿!」楼台の階段から、真下の仮屋へ、物見の兵は、呶鳴った...
吉川英治 「新書太閤記」
...島木筑後の仮屋に導かれて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだ若い英才半兵衛に、余命をかし給わぬか」と嘆いて、仮屋の一囲いに、秀吉も共に閉じ籠って、昼夜、看病に怠りなかったが、半兵衛の容子(ようす)には、その夕べ、刻々と、危険が迫っているように見られた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこから仮屋の方へ歩み出していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...商人の仮屋が軒を並べ始めている...
吉川英治 「新書太閤記」
...――そこの林より東の方に離れている一群の仮屋に起居していたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...深い木の間に身を埋めてながめていると、東側の仮屋に、頼朝夫妻のすがたが眺められた...
吉川英治 「源頼朝」
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