...以前の日本はひらがなやカタカナなどの仮名文字が主流で、邦字はあまり使われませんでした...
...「この書類には仮名文字で書いてください」...
...「初めて日本語を勉強する人には、まず仮名文字を覚えることが大切です」...
...「この小説は仮名文字で書かれているので、読みやすいです」...
...「アメリカ人の友達に仮名文字の読み方を教えている」...
...片仮名文字の電文を口の中で読みくだした...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...あの『あらまそーお』云々を仮名文字のまま引繰(ひっく)りかえしたから失敗したのだ...
海野十三 「獏鸚」
...仮名文字が一列に染め出されている...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは仮名文字だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...仮名文字をこれだけ綺麗に書けるのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仮名は仮名でも女の書く仮名文字は一つ一つが気を持たせてクネクネと品を作っているから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幹助は無筆と言って居るが実は仮名文字位は書ける――その手紙をすっかり書き直して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...門柱に「かぶらき」と書いた仮名文字の表札がかけてあった...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...専売局のも片仮名文であったが...
火野葦平 「花と龍」
...という同じ仮名文字の重なったぐあいは...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...「こりずまに書くや此仮名文字まじり人は笑へど書くや此仮名」とか云ふ歌をさへ作つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たおやめの書いた仮名文字ののしという恰好(かっこう)で...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...これは昔の仮名文を読む一つの困難となされております...
柳田國男 「名字の話」
...つまり農民の隠居などにも仮名文字が書けるようになるまで...
柳田国男 「雪国の春」
...おまえ文字が読めるか」「仮名文字だけでございます」「ではざっと話して聞かそう」光辰は書類の内容をあらまし語ってから...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...彼の仮名文字(かなもじ)をようく見つめているとわかる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...しかし仮名文字は漢字の日本化ではなくして漢字を利用した日本文字の発明であり...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...室町時代末期の民衆の間に行われた文芸の作品――ほとんど仮名文字ばかりで書かれ...
和辻哲郎 「鎖国」
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