...必しも通常の装幀費以上に多分の金を使はずとも...
芥川龍之介 「装幀に就いての私の意見」
...趙太爺以上には見えないが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...尋常語学の学習以上に露語学者としての特殊の気風を作るに少からず腐心した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...八十以上にも見えるお爺さんが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...むしろ現在はその生存時以上に生きてゐると云つて好い...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...もし出来るものならそれより以上に甘やかしたがっているようなのもまた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...或る程度以上に数が多いということは...
戸坂潤 「読書法」
...千円以上になりかけたのである...
直木三十五 「死までを語る」
...それ以上には想像を逞(たくま)しくすることがありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...「村正どん」で相当以上に持てている...
中里介山 「大菩薩峠」
...君はそれを実際以上に私にとってむずかしくしてはいけないはずだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...だが、それ以上に、いかなる楽観的な幻影によっても眼をくらまされるということがなかった点にある...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...誰が不幸なベスを実姉以上に世話できようか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...中盛丸山は地図や文献で想像した以上に大きい...
松濤明 「春の遠山入り」
...理性それ自身による以上によい方法が果してあるだろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...みつめること以上にすけべえなのだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...背丈けが普通(なみ)の女以上にスラリとしているので...
夢野久作 「人の顔」
...元宵節は例年以上にも盛大なる規模のもとにこれを行(おこな)え」ここに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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