...洪積層は地層の一つで、古代地球上での川の堆積物からできています...
...たとえば、この前お話したように、札差(ふださし)の中では、代地の十一屋、天王橋の和泉屋喜兵衛、伊勢屋四郎左衛門など、大商人では日本橋大伝馬町の勝田という荒物商(これは鼠の話の件(くだり)で私が師匠の命で使いに参った家)、山村仁兵衛という小舟町の砂糖問屋、同所堀留大伝(砂糖問屋)、新川新堀の酒問屋、吉原(よしわら)では彦太楼尾張、佐野槌、芸人では五代目菊五郎、市川小団次、九蔵といった団蔵(だんぞう)、それから田舎の方では野田の茂木醤油(しょうゆ)問屋など、いずれも上華客(じょうとくい)の方でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...当人の小半は代地は場所がらとて便利なだけ定めし近隣の噂(うわさ)もうるさかるべく少し場所はわるけれど赤坂の方(ほう)望ましきやう申(もうし)をり候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...代地の方は建具造作(ぞうさく)の入替(いれかえ)位にてどうにか住まへるかと存じ候へども場所がらだけあまり建込(たてこ)み日当(ひあたり)あしく二階からも一向に川の景色見え申さず値段も借地にて家屋だけ建坪三十坪ほどにて先方手取一万円引ナシとは大層な吹掛(ふっかけ)やうと存じ候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...まさに退いて世の交りを断たん事を欲し妓家(ぎか)櫛比(しっぴ)する浅草代地(あさくさだいち)の横町(よこちょう)にかくれ住む...
永井荷風 「書かでもの記」
...余以前は箪笥あまた持ちたるに一棹は代地河岸にて失ひ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...浅草代地河岸稲垣にて清元香風会さらひあり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...代地(だいち)の料理屋の桟橋(さんばし)...
永井荷風 「夏の町」
...お秀は代地の船宿の娘で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お秀は代地の船宿の娘で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それより両国から代地へかけては銭形の親分の縄張内ですぜ」「十手捕縄に縄張があるものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お秀さんがちょっとお願いがあるんですって」「お秀さん?」「代地のお秀さん――船宿の――」「来たよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「よく泣きに行きしところと聞きしゆゑ代地の河岸はなつかしきかな」さうしてわが師...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...もうそこが代地河岸で...
正岡容 「下町歳事記」
...あの代地河岸へ越してすぐ...
正岡容 「小説 圓朝」
...浜町や代地、駒形河岸の生活なども私のことにしたら生涯に一ぺんはぜひぜひ試み度いとおもつてゐるうち、それらの町々は灰燼に帰し、私自身も亦南北や春水の文学をおもはせる下総市川の里へ永住の居を建造してしまつたので先づ先づそれらの野望は最早一生遂げられまいし、また今日ではもはや格別に遂げ度くもない...
正岡容 「東京万花鏡」
...安井家は飫肥の加茂(かも)に代地をもらった...
森鴎外 「安井夫人」
...代地の権内の事件が原因らしい...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...代地(だいち)でも...
吉川英治 「松のや露八」
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