...その軍事同盟の代償については...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...鍵を渡した代償に...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...大自然力(だいしぜんりょく)を向うへ廻してのこの極めて困難なる大事業をわずかの燻製の魚類(ぎょるい)を代償に簡単に引受けてしまったのであった...
海野十三 「地軸作戦」
...金の代償にペンベリーに自由をあたえると約束しながら...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...その労働の代償にもらってきたのを...
壺井栄 「瀬戸内の小魚たち」
...片腕との代償になってしまって...
徳永直 「戦争雑記」
...僕は前もってきっぱり断言しておく――いっさいの真理もそれだけの代償に値しないと...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...酷使(こくし)の代償に...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...その代償に血を要求した...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...自由になる代償にしては余りにも巨額だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...俺達の金袋を掠奪させた代償に酒樽をうけ取りに来たのだ...
牧野信一 「酒盗人」
...同居のRという文科大学生が秘(ひそ)かに持出して街のカフエーに遊興費の代償に差押えられている...
牧野信一 「ゼーロン」
...彼奴の知らない間にラツキーを金利の代償に分取つてやつたまでさ...
牧野信一 「南風譜」
...自分が御寵愛(ちょうあい)なすって古くなすった代償にまじめな堅い男を取り寄せて婿にするなどということをなさる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「いったい与七はなんの代償に...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...云えない代償に津留は彼の胸に泣きながら凭(もた)れかかった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...金を代償に因果を含め...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...後の大きな損害の代償にすまいと...
吉川英治 「三国志」
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